先日、茎が溶けてしまったウミキノコのその後の写真。
隔離用に使っている石鹸トレイの上でポリプを開いています。

→　ウミキノコがピンチです(汗

ぼろぼろ崩れていた茎の壊死進行は止まったようですが、
あの後も少し溶けてしまい、
すっかり茎が短くなってしまいました　＞＜

ただ、ぐにゃぐにゃしていた茎の傷は回復しつつありますし、
ポリプも開いているのでまだ望みは有ると信じています。

そこで再活着を試みようと思いますが、
養殖ライブロックやサンゴのブリードで有名なC.P.FarmさんのHPに、
ウミキノコの株分け増殖についての記載を見つけたので参考にさせて頂きました。

→　珊瑚　株分け式増殖方法の基本

・・・しかし、
珊瑚のブリード入門編と言われているウミキノコすら、
上手く活着させられない私って一体　il||li＿|￣|○il||li

まぁいいです。
一つずつ勉強していこう(汗

今使っているコーラルボンドとは別の接着剤で、
コーラルグルーを使えば伸縮するソフトコーラルもくっつくらしいので、
試してみようと思ったのですが、

サンゴの接着に最適！Coral　Glue（コーラルグルー）75ml　サンゴ　ボンド　接着

ウミキノコを裏返してみて気が変わりました。

今でさえスーパーで売っている
石づきがカットされた椎茸みたいな状態です。

また自切して脱出されたら大変な事になりそう。
試すにしてももう少し回復してからの方がよさそうかなーと。

茎が壊死してから数日たちましたが、
ウミキノコは自分で動いて、
トレイの溝にすっぽりはまってポリプを開いています。

無理やり何かに活着させられるのは嫌みたいですが、
溝や穴にはまっているのはやぶさかではないみたい。

このまま置いておけば回復するんでしょうけど、
トレイの溝に活着されても困っちゃいますねぇ(汗

穴が空いた小さなライブロックでもあればいいんでしょうが、
都合よくウミキノコがハマるものは手元に無いですし、
水槽内のライブロックの穴に刺しておいても流されるのが目に見えているので、
ウミキノコ活着用の土台を自作する事にしました。

使うのはいつものこれ。

サンゴ水槽の必需品！ホールド　ファスト（水中固定剤）

家の水槽で大活躍している、
水中固定剤のホールドファスト。

これでウミキノコの茎がすっぽりはまる筒状の土台を作ってしまう事に。

何かに活着してさえくれれば、
その土台を別の土台と接着するのは難しくありません。

筒状の自作土台にウミキノコをはめておいて、
勝手に活着してくれるのを待つ作戦です。

時間はかかりますが又脱出されるよりいいんじゃないかと。

ホールドファストを暫くコネコネした後に、
ウミキノコの茎の太さにジャストフィットのシリコン製菜箸があったので、
撒きつけて筒状の土台を作りました。

横からも水が通るように錐で穴を開けておいて一晩固め、
すっかり固まったので力を入れて引き抜きました。

（きりたんぽ方式です）

上から見るとこんな感じ。

なんとなくいい感じに出来上がりました。

ウミキノコを裏返して作った土台と比べてみると、

あれ？　ちょっと細かったか？
昨日測った時よりウミキノコが膨張しています。

カッターでガリガリ削って穴の大きさを整えました。
こんなところかな？

この土台にウミキノコ君をIN！

上手い具合にすっぽりはまりました＾＾

見た目はまるっきりキノコの山状態(汗

なんかカワイイ？　
美味しそうにも見えるけど実際には磯臭いですｗ

本来ならこの状態で、
茎に糸でも通して土台と固定しておけばくっつくんでしょうけど。
今のコンディションでは、又壊死して自切されそうなのではめただけです。

数時間放置したら、ポリプを伸ばしてくれました。

少し膨張して穴にすっぽりはまったようです。

ここならヤドカリに倒される事も水流に流される事もないでしょう。

・・・しかし、新たな刺客、
コイソ貝のルンバ君がにじり寄ってきています。

お願いだから倒さないでね。

このまま２～３週間放置して、
勝手に活着してくれるのを待つ事にします。

がんばれ、ウミキノコ！