パッケージの裏面には簡単な製品仕様が記載されていました。
本体サイズ | w145 × D120 × H265mm |
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定格電力 | 100V 50/60Hz |
消費電力 | 約8.5W |
流量 | 約120L/H |
入力 | 100-240V/AC1.5A |
出力 | 12V 1.0A |
ゼンスイQQ1はベンチュリー式の外掛けスキマーです。
ウッドストーンの交換が必要ありませんので、
ポンプの消費電力だけがランニングコストになりますね。
ちなみに8.5Wで24時間稼働させた1か月の電気代は、
約165.24円でした。
→ 電気料金計算根拠
地域や料金プランによってはもっと安くなると思われます。
毎月1回ウッドストーンを交換するより安くつきそうですね^^
ゼンスイQQ1 開封レビュー
では早速開封していきます。
外箱を開けてみると取扱説明書が入っていました。
取説はしっかり日本語表記でしたw
でも初回ロットだったせいなのか、ホッチキスで冊子化されていましたね。
もしかして手作り? まぁ読めれば問題ないですが。
・プロテインスキマー本体
・水槽固定用のねじ
スキマー本体は、思いのほかしっかりしたごつい作り。
小型スキマーとはいっても結構な存在感がありました。
・ACアダプタ、コード類
例によってメイドイン中国ですが、ACアダプタはコンパクトでした。
・コレクションカップ
QQ1のコレクションカップはワンタッチで取り外し可能なので、
日常の掃除やメンテナンスは楽そうですね。
カップの容量は200mlぐらいかな?
セッティングミスするとすぐ溢れてしまいそうですが、
溢れ防止用のオーバーフローホースが完備されているのでその点は安心ですね。
カップから溢れそうになった汚水は水槽に戻る仕組みです。
「貯め込んだ汚水が一気に水槽に戻るのはどうなのよ?」と思われる方は、
コレクションカップの向きを逆にすることで、
オーバーフローホースを水槽の外側に出すことも可能です。
ホースジョイントを使ってエアチューブを連結すれば、
別途用意した汚水受けタンクにカップから溢れた汚水を逃がすこともできますね。
これなら長期外出する際にも安心かな^^
・給水・排水口付近
向かって右側からパイプを使って給水し、
スキマーを通過した水は左側のスポンジで泡切りされた後に
水槽内に戻る仕組みです。
スポンジは割と細かくてしっかりした厚みがあるので、
水槽内への泡戻りは少なそうですね^^
生物ろ過としても機能してくれそうですから、
汚水が溢れて戻ってきても多少はリスクが減りそうな気がします。
ただ給水口付近はこんな感じ。
異物吸い込みを防ぐスリットがありますが、幅は約5mmぐらい?
殆どの生体は問題ないと思いますが、
イソギンチャクを飼育している方は、
念のために巻き込まれ対策をしておいた方が良いかも。
イソギンチャクの徘徊自殺はある日突然やってきますからね~(汗
幅5㎜しかなかろうと巻き込まれるときは巻き込まれます。
鉢底ネットなどを切ってスリットの上に置いておけばよいかもしれません。
・付属のDCポンプ
ゼンスイQQ1の心臓部分です。
そういえばDCポンプを使うのって初めてかも。
QQ1付属のDCポンプを分解してみました。
剣山型インペラーとスピンドル、スピンドルラバーとカバー。
至ってシンプルな作りでした。
日常メンテナンス時の分解洗浄も問題なさそうですね。
DCポンプの表記はこんな感じ。
Bubble Magus Dsp 600
これがQQ1の付属DCポンプの名称の様です。
・・・あれ? DC12V 5W? 8.5Wじゃなくて?
まぁ、消費電力が少ない分には全然いいのですが。
唯一気になる点はポンプの耐久性ですね。
果たしてどのくらい持つんでしょうか?
ゼンスイさんはエアーリフト式と比較して、
ランニングコストの安さをQQ1の売りにしているみたいですが、
DCポンプがあっさり壊れるようだと寧ろ高く付きますよね(汗
今の所、交換用のDCポンプの値段が不明なので何とも言えませんが。
最低でも2年ぐらい使えるようならランニングコストも安く済みそうかな。
ゼンスイQQ1 設置レビュー
ある程度の仕様は確認できたので設置してみます。
外部フィルターで管理している30cmキューブハイタイプ水槽に設置しました。
30cmキューブ水槽の側面に設置するとこんな感じ。
引き絵で全体像を。
30cmキューブハイ水槽の側面に設置するとこんな感じになります。
・・・うーんw 小型とはいえ存在感がすごいw
QQ1は本体の幅が145㎜あるので、
30cmキューブでは一面の半分がスキマーで覆われます。
側面に配置するとその面からの鑑賞はほぼ絶望的ですねぇ。
水槽背面への設置が理想でしょうか?
後、想像していたよりは水槽内に出っ張ります。
5㎜厚の水槽に設置すると5㎝ぐらいは水槽内に出っ張りますね。
QQ1は14㎜までのガラス厚の水槽に対応しているので、
固定幅が広く取ってあるんですよね。 その分内部へ出っ張るの。
・・・しかし14㎜って(汗
どれだけ大きな水槽に設置する気なんだって感じですが、
フランジ付きの水槽などへの設置も考慮しての事なのかなぁ?
とはいっても水面近くの話なので、
照明はしっかり底まで届いて殆ど影はできませんでした。
それでは電源オン!
DCポンプが稼働してゴゴゴゴッという低い音がしましたが、
スキマー内への給水が中々始まりませんでした。
あれ?と思ったんですが、取説読んだら書いてありました。
サイレンサー上部の穴を指でふさぐと水槽内から水が引き込まれましたよ^^
シュオー!という音がしたと思ったらスキマー内に泡が一気に溢れました。
おお! いい感じ♪
と思ったらパワーが有りすぎて、
カップの中まで一気に泡が上がってきてしまったので、
慌てて高さを調整しました(汗
ゼンスイQQ1の泡の高さは、
本体横に付いている固定ねじで、
コレクションカップの高さを変更して調節します。
程よい泡の高さを見極めた所で暫く稼働させてみると、
馴染んできたのか泡の量が増えてきました。
うーん♪ これは良いな♪
かなりパワーがあるじゃないですか。
コレクションカップの筒の中で泡が踊っています。
泡がありすぎて筒の下からも少し溢れているぐらい。
ちなみに水槽内への泡戻りは殆どありません。
稼働直後は泡戻りが見られたものの、暫く経つと殆どなくなりました。
排水口にある厚いスポンジがいい仕事をしてくれているようです。
スポンジで勢いが殺されているせいか、
排水口付近の水流も殆ど無いに等しいですね。
ナガレハナノの触手がほんの少し揺らぐ程度でした。
そしてゼンスイQQ1は稼働音も非常に静かです^^
スキマー本体に近づいて耳を澄ますと、
DCポンプ特有のキーンという稼働音がかすかに聞こえるものの、
泡のはじけるシュワーという音以外はほぼ音がしません。
水槽から1メートルも離れれば殆ど無音ですね。
あれこれ言葉で説明するより動画を見てもらった方が良いでしょう。
↓↓↓
稼働直後の様子なのでまだ少し音がしていますが、
時間が立つと馴染んできたのか本当に静かになりました。
1時間ほど稼働させておいたら、
早くもコレクションカップの筒の中に粘度の高い泡が貯まり始めました。
水槽内への泡戻りもほぼなくなっています。
↓↓↓
同時稼働させているマメスキマーを止めたら、
更に粘度の高い泡が一気に上がってきそうな予感です。
プロテインスキマーとしての処理能力は、
間違いなくエアーリフト式より上じゃないかと考えられますね。
そして静粛性にも優れてます^^
ここまで確認した時点で一旦取り外しました。
といいますのも、
本格稼働させるためには蓋を加工しないといけません。
その時間がなかったというのが一つ。
もう一つの理由は、
側面への設置は存在感がすごいので^^
やはり水槽背面へ設置したいなーというのが、
私の本音だったからです。
ただQQ1を水槽背面に設置する為には、
壁との間に隙間が足りないので、
水槽台ごと前へ移動させなくてはいけません。
必然的に半リセット必須になるので、
これは夏場に行う作業ではないよなーと考えました。
夏場は現状の装備で水換え多めで乗り切って、
秋になって涼しくなったら、
半リセットも兼ねて改めて設置しようと決めました(^^♪
ちなみに水槽背面に設置するとどうなるか、
隣の30cmキューブOF水槽で試してみたらこんな感じになりましたよ。
・・・ああ、(・∀・)ウン(・∀・)ウン!!
間違いなくこっちが正解ですね~w
バックスクリーンも黒にすればステルス性が増して存在感が薄まります。
半リセットを機にバックスクリーンも黒に交換しようかな?
これを機にシャワーパイプも取っ払ってスッキリさせたいな。
後はレイアウトを工夫すれば問題なさそう。
・・・・あかん。 妄想が膨らんでるw
ゼンスイQQ1エターナルナノスキマーの、
ファーストインプレッションはこんな感じでしょうか^^
使用感に付いては半日も使っていないので何とも言えませんが、
パワーと静音性については申し分ないと思います。
エアーリフト式と比較すると溶解酸素量もかなり増えそうなので、
外部フィルターとの相性もよさそうですね。
非オーバーフローの小型水槽に使うプロテインスキマーとしては、
現状のラインナップの中では、
かなりの有力候補として挙げていいんじゃないでしょうか?
より詳しい使用感レビューに関しては、
秋以降、本格設置して使った後に書こうと思います。
以上、
ゼンスイQQ1エターナルナノスキマーの開封・設置レビュー
でした。
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こんばんは!
小型水槽はタンク内のスペースを機材などに取られたくないですもんね。
壁掛けの最大のメリットですよね♪
ポンプもDCだし周りに余裕があるなら良いものですよね。
ちなみに私はTunzeの9001にしました
タンク内のスペースを無駄にしてでも外にはせり出せない事情があったのでw
ハーフリセットするなら、連結水槽にしちゃうとかどうです?w
クーラーも一台で済みますよ〜
ムコタマさん、こんにちわ^^
ですねー、その分周りにスペースが無いと置けないんですが。
TUNZE9001にされたんですね~。
アタッチメントの組み合わせで色々出来るやつですよね。
私もそれ買おうか最後まで悩みましたよ^^
連結にするなら別のスキマー買ってたと思いますw
こっちの水槽は非OFで行きますよ~♪
こんばんわ!早速のレビュー楽しく拝見しました!
欲しくなりましたよ!近所に実際に稼働してるお店もあるので物欲に負けそうです・・・
月、火お休みのお店でよかった。
テクマクコヤマンさん、こんばんわ^^
現行の小型プロテインスキマーの中では結構良いと思いますよ。
設置場所と用途で選択肢が変わってくるのかなーと思いますけど、
非オーバーフロー水槽に使うには向いてる気がしますね。
スキマーは沢山ありますから悩みますよねw
じっくり考えて決められてくださいね^^
初めまして。超久しぶりに巡回させて頂き、こんな物が発売されていたのか!?という事で昨日近くのショップで現物確認。そのまま立ち止まりネットでポチりました(笑)
放置状態に近い30cm海水水槽ですが、また少しやる気が出るかもしれません(^^;
始めてから2年経過しメンテもだいぶサボるようになりまして、海道河童大の代役として働いてもらおうかと思います。
aquajamさん、こんばんわ^^
近隣のショップさんで現物を見れるのはうらやましいです♪
海道河童大との性能比較も気になる所ですね~^^
こんにちはですー!
レビューお疲れさまでした(*´ω`)
しかしこれはなかなかいい感じですね!
海道達磨の簡易版みたいな印象を受けますb
ただ、やはり存在感は凄いですよねえ;
うちは海道河童大を30cm水槽に使っていますが、
やはり邪魔です…w
めておさん、お久しぶりです^^
長期間使ってみないと分からないこともあると思いますが、
中々よさげですよね♪
ですね~、側面に付けると結構な存在感です。
やはり後方に設置したいですねぇ^^
初めまして。FGといいます。現在は水槽を休止しています。
外掛けのスキマーも進化していますね。しかし、相変わらずチャイナ製が殆どですよね。仕方がないですが・・。DCポンプがどのくらいもつのかがキーワードになりますね。素朴な疑問ですが・・水槽のフタはなし?でしょうか?地震が怖くて・・私はフタをしたい派なので、心配になりました。小さな水槽とはいえ、海水なので、電気火災も怖いです。きっと大きなお世話だと思いますし、対策もしておられるでしょう。いつも楽しみに読ませて戴いております。
FGさん、初めまして。
コメントありがとうございます^^
そうですね、音は小さくて良いのですが、
DCポンプがどの程度持つのかが疑問です。
元々パワーの調整はできないタイプなので、
マージンが取ってあればそれなりに持ちそうな気もするんですが。
あ、動画見てくださったんですかね?
これは試運転なのでスキマー付けただけなんですよ。
普段はフタをつけています^^
このスキマーは水槽上部から3.5㎝の高さまで水位が無いと稼働しないタイプなので、魚を入れていたら蓋は必須かなーと思います。
地震もそうですが、飛び出しも怖いですよね(汗