トサカの株分け ツマツマブリード試してみました

成長したヤワタコアシカタトサカ株分けを行いました。

トサカの株分け

 

コーラルフリークスvol.13でツルケンさんが試されていた
ツマツマブリードという方法で、
株分けしたトサカをプラグに固定してみる事に。

 

 

ツマツマブリードとは何か?簡単に説明すると、

トサカやウミキノコ、ウミアザミ等の骨格がないソフトコーラルを、
プラグやライブロックなどに接着する場合、
切断面から出る粘液のせいで上手く固定する事が出来ないそうです。

 

そんなソフトコーラルを簡単にプラグに固定する為に、
考えられた方法がツマツマブリード。

 

家庭にある爪楊枝を使ってツマツマプラグを作成して、
ソフトコーラルをくっつけてしまう方法です。

 

ツマツマブリードに必要な物は、
プラグ爪楊枝ディップ用のヨウ素サンゴ固定用の接着剤です。

 

まず最初に、ツマツマプラグを作成しておきます。

 

ツマツマプラグ作成1

 

プラグと爪楊枝を用意して。

 

ツマツマプラグ作成2

 

爪楊枝の先端を約1cmほどの大きさにカット。

 

ツマツマプラグ作成3

 

カットしたつまようじの先端を、
コーラルグルー等の接着剤でプラグの真ん中に固定します。

 

私はジェル状瞬間接着剤を使いました。
接着剤が固まるのに時間が掛るので株分け前に作っておくと良いと思います。

 

ツマツマプラグ作成4

 

ツマツマプラグ完成!

 

ついでにこんなのも作っておきました。

 

ツマツマプラグ 二股バージョン

 

ツマツマプラグ二股バージョン。

 

小さなトサカを密集させてくっつけたら、
成長してトサカの森になってくれるんじゃないかと期待して。
まぁ、色々試してみましょう^^

 

ツマツマプラグの用意が出来たらトサカを適当な大きさにカットします。

 

トサカをライブロックから剥がしてみると、
大きく育った本体は土台から離れて、
別の場所に活着している事が分かりました。

 

自然に分裂したヤワタコアシカタトサカ

 

元々の土台には本体から分かれた小さなトサカが活着していました。
自然界ではこうやって株分け、移動していくんですね。

 

今回はステンレスのハサミで茎をザクッと裁断しました。

 

トサカの株分け カットしたトサカ

 

切った瞬間、海水と粘液がブシャーっと出てきて、
みるみる内に小さく縮みました。あんなに大きかったのに。。
トサカって半分以上は水分ですね。

 

株分け、プラグ用にカットしたトサカたち

株分け、プラグ用にカットしたトサカ1

 

3つの茎と根元部分、4つのパーツにカットしました。
土台ライブロックはヘビガイの巣になっていたので破棄する事に。

 

本来ならカットしたトサカを、
リーフディップなどを使って30秒ほど薬浴するそうなのですが、
あいにくそんな洒落た物は手元にありません。

 

そこで、代わりに人間のうがい用のイソジンを、
少量の海水に数滴たらして30秒ディップしておきました。

 

イソジンもヨウ素には変わりないですけど、
サンゴのディップに使うヨウ素は濃度を適切にしないと、
殆ど意味がないっぽいのでお勧めはしませんw

 

カットとディップを終えたトサカは水分が抜けるまで少し放置。

 

プラグに装着する直前に、
切断面から出ている粘液をティッシュなどで、
軽くふきとっておきます。

 

後はツマツマプラグにコーラルグルー等の瞬間接着剤を付けて、

 

ツマツマプラグにジェル状接着剤

 

トサカの切断面を爪楊枝に向かって差し込みます。

 

ツマツマブリード トサカプラグ

 

ツマツマブリード トサカプラグの完成です^^

 

4つのパーツに分けたので4本作成する予定でしたが、
水分が抜けて思いのほか小さくなってしまったので3本にしました。

 

内1本は、2本のトサカを二股ツマツマプラグに刺してあります。
向かって右端のやつです。

根元部分はどうしようか迷ったのですが、
横から小さな枝が出ていたので試しにプラグ化してみる事に。

 

ツマツマブリードプラグ化したトサカをプラケースの海水に浸けてみたら、
粘液や体液っぽい物が出て濁ってしまったので、
一度海水を入れ替え、ヒーターとエアレーションを入れて1時間ほど養生しました。

 

トサカプラグ 養生中

 

海水も濁らなくなりトサカも膨らんできたので本水槽に戻しました。

 

トサカの株分け プラグ化

株分けしたトサカの茎の断面

プラグ化したトサカの根元

 

株分け作業自体は割と簡単でした。
プラグさえ用意してあれば1時間半もあれば終わりますね。

 

失敗したなーと思ったのは、ツマツマプラグのつまようじの長さです。

 

しっかり固定したかったので長めにしてみましたが、
トサカの茎が中々奥まで刺さらなくて、
根元部分にかなりの力を入れる羽目になってしまいました。

 

トサカの根元を強く握ったので粘液が出てしまい少し黒くなってます。
茎にダメージが出てしまったかもしれません。

 

爪楊枝はもっと短くて良かったと思います。
5~7mmぐらいでも十分固定出来る気がしますね。

 

フラグラックに乗せて暫く様子を見ようとおもいます。

・・・さて、上手くくっつくでしょうか?

 

 

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6件のコメント

  • こんにちは!

    プラグに爪楊枝立てて作成ですか〜
    蝋燭みたいだけど、中々直ぐには活着や接着できないからアイディアモノですね!

    サンゴやイソギンチャクも足元固まれば調子は上がってきますもんね(^^

    今後の成長が楽しみです〜

    • まき

      ムコタマさん、こんばんわ^^

      ソフトは無理に活着させようとすると伸縮して脱出してしまうので、
      爪楊枝は面白いアイデアですよね。

      ただ、ちょっと怪しげな傾向が出つつありますw
      経過をみてまた記事にしますね~^^

  • こんにちは~!

    爪楊枝ってよく聞きますよね~!
    ウミキノコカットを考えてた時も、楊枝でライブロックに固定という記事を大分見かけました。

    考え方としては、植物と同じと考えると良いと書いてあったのですが、
    どうしても動物としてみてしまう所があるので、
    中々カットしたり突き刺したりっていうのが抵抗あるんですよねOTL

    でも無事にカット成功してよかったです♪
    順調に育ってトサカ畑になると楽しそうですよね~!
    ・・・うちは逆にキノコ畑になりそうですw

    • まき

      めておさん、こんばんわ^^

      サンゴの固定方法は色々あるみたいですよね。
      鉄釘で打ち込む方法もあるみたいですし。
      サンゴをカットするのは確かに抵抗ありますよね~。

      このまま順調に育つかと思いきや暗雲が立ち込めてますw
      また経過を見て記事にしますね^^

  • おお!こんな方法あるんですね!!!

    材料代あんまかからないし、手軽そう!
    だけど、奥が深そうww

    いつか真似しようかなぁ~←

    あと、
    スタポのコメントありがとうございました!!

    • まき

      そーすけさん、こんばんわ^^

      さほど手間が掛らないので、
      フラグサンゴの入門編としてはよいかもですねー。

      ただ、やってみてわかったんですけど、
      トサカの場合はちょっとコツが必要みたいです。
      また記事にしますね。

      上手くくっつけばがっちり活着して良い感じに固定出来ますよ~^^

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