一時はガリガリに痩せてしまいましたが、
2週間を経過した頃から人工粒餌をよく食べるようになり、
肉付きが良くなってきました。
少し背肉が付いてお腹もぽっこりしてきましたね^^
なんとか持ち直してくれたようです。
あーよかった (〃´o`)=3
いくつか試した冷凍餌は全滅状態でしたが、
この子は人工餌に餌付いてくれたので水の汚れも随分減りました。
環境にもすっかり慣れたようで、
カクレクマノミ達との混泳も問題なくこなしています。
我が家の水槽の立派な住人になってくれました^^
・・・さて、そんなカニハゼ君ですが、
巣穴作りに関する興味深い習性を発見したのでご紹介します。
巣穴を守るカニハゼ
家のカニハゼ君の巣穴は、
フジツボの貝殻の下にあります。
こんな形で綺麗に採掘されていて、
昼間は正面の入口から出入りをしているんですね^^
フジツボの貝殻の中に入っている事もあります。
・・・巣穴に近づくやつがいると、、
気配を感じてサーッと出てきます。
あっちいけー、と口を開いて威嚇したり、
ぴょこぴょこ跳ねるようにホバリングして巣穴を守るんですが、
マガキ貝だけは全然気にせず巣穴に近づいてきます。
そんな時には攻撃開始w
かぷっと噛みついたり砂をかけてみたり。
非常~にゆっくりとした動作ですが、
確実に巣穴を守ろうとしている意志が感じられます。
・・・まぁ、失敗してしまい、
脅威が過ぎ去るのを傍観している事の方が多いんですけどw
巣穴に近づく外敵を追い払おうと、
あの手この手で奮闘している様子が愛おしいです^^
カニハゼの巣穴補修工事
毎日、消灯1時間前ぐらいになると
カニハゼの興味深い行動を見る事が出来ます。
昼間は正面の穴を大きく掘ってあるんですが、
寝る1時間ぐらい前になると、
あっという間に砂を運んで穴を埋めてしまいます。
自分だけがギリギリ通れるぐらいの隙間を残して埋められた巣穴。
「巣穴が気にいらないのかな~?」と思ったんですけど、
この行動は毎日のように見られているので、
カニハゼ特有の習性の様ですね。
寝ている間に外敵が、巣穴に侵入するのを防ぎたいのでしょう。
戸締りは完全にしたい派の様です^^
更に面白いのがカニハゼ君の巣穴補修工事です。
毎日巣穴を埋める時には、
大きめの石をかぷっと口にくわえて
器用に巣穴に運びます。
結構遠いところまで大きめの石を探しにいっては、
口に咥えてせっせと巣穴まで運ぶんです。
何度も何度も。。
・・・この様子がねぇ~、、
何ともいえずカワイイんですわ^^
ぼーっと見てるとあっという間に30分ぐらいたってしまいます。
毎日、大きめの石を運んだ後に、
細かい砂を上にかぶせて巣穴を埋めるんですね。
崩れやすい部分に大きめの石を運んだ後に、
細かめの砂を被せて巣穴をふさぐ様子は、
まるで土木工事の土台作りの様です。
その作業の甲斐あってか、
巣穴は殆ど崩れなくなりました。
直径4cmほどの小さな個体ですけど、
頭の中には生き抜くための本能と知恵が
ぎゅーっと詰まってます。
今のところ病気は発症していませんが、
もし病気になってしまったら治せる自信は有りません ><
本水槽から出して治療するという事は
巣穴から引きずりだして治療する事になりますから。
それだけで大きなストレスが掛ってしまいそう。
病気にしない為の環境を整えるのが一番かな~?
と感じてます。
カニハゼの寿命ってどのくらいなんでしょう?
餌付けに苦労した分、長生きしてほしいですね。