ホワイトブルーレッグハーミットクラブのレイコップが、
我が家の水槽の暴君と化してしまいました。

 

先日宿替えをして脱皮をしたレイコップ君。

→　ヤドカリ達の宿替えと脱皮

体が一気に大きくなり体長1.5cmほどになりました。

 

ホワイトブルーレッグハーミットクラブは、
「成長しても1cmほどの小型ヤドカリ」ということなんですけど、
家に来てから2カ月半ほどで規格以上の大きさになってしまっています。

 

・・・で、タイトル通りなんですけど、
ある日を境に水槽内の暴君と化してしまいました(汗

 

まず最初に被害を受けたのは、
スカーレットリーフハーミットクラブのダイソン君。

 

 

食事中のダイソン君の後ろからレイコップが忍び寄り、
貝がらの上に乗ってみたり、
後ろから覆いかぶさって貝がらごとひっくり返した後に、
ハサミでダイソン君の体をつまんで脅してみたり。。

 

家に来た時に意地悪されたのを根に持っているかのような粘着っぷりで、
ダイソン君に何度も迫りました。

 

ダイソン君はライブロックの上が好きなんですけど、
餌をあげた時には必ず底床まで下りてきていたんですが、
相当プレッシャーを感じている様子。

 

レイコップの攻撃に参ってしまったのか、
日に日にライブロックの上でじっとしている様になりました。

 

次に被害を受けたのはカニハゼのやすけん。

 

朝はいつもこんな感じで巣穴の中で寝ていたんですが、
ある朝巣穴を覗いてみたら、やすけんがいません。

 

あれ？と思って探してみると、
水槽の後ろの土管の中に隠れていました。

 

どうしたのかと観察してみると、

 

やすけんの背びれがボロボロになっていました(汗

 

この時は原因が分からなかったのですが、
今考えるとレイコップに寝込みを襲われたとしか考えられません。

 

巣穴の中で寝ている所を後ろからハサミで掴まれて、
慌てて逃げ出したのでしょう。

 

暴君と化したレイコップの被害はこれだけではありませんでした。

 

次にターゲットになったのは掃除部隊の貝達です。

 

まず、ガラス面を掃除しているコイソ貝やシッタカ貝に、
後ろから覆いかぶさり、ガラス面から落とそうとしていました。

 

幸いなことにガラス面にぴったりくっついていたので、
大事には至りませんでしたが。

 

本格的にやばいな～、と感じたのは、
アツムシロガイとマガキ貝に対する攻撃です。

 

ある日の消灯後、
砂から出てきたアツムシロガイをとっ捕まえて、
ひっくり返して食べようとしていました(汗

 

この時は慌てて隔離したのですが、
その次の日にはマガキ貝のサンカクに襲いかかっているのを発見。

 

食事中のサンカクの後ろからスゴイ勢いで迫っていって、
貝殻をハサミでがっちりつかんでひっくり返した後に、
足の部分をハサミで引きちぎって食べようとしていました(汗

 

体の大きさ的にはサンカクの方が3倍ぐらい大きいんだけど、
そんなのお構いなしのようです。

 

・・・ココに至り、もう黙認出来ないと隔離を決意。

 

 

即席隔離ケースで反省中です。

 

レイコップを隔離してから数日様子をみましたが、
水槽内にはすっかり平和が戻ってきました。

レイコップがいなくなったことで安心したのか、
ダイソン君が底床に降りてきて食事をするようになり、
やすけんも巣穴でぐっすり眠れているようです。

 

破れてしまっていた背びれも再生してきました。

 

最近砂に潜っている事が多いなー、と感じていた
マガキ貝のサンカクも昼間から元気に活動中。

 

 

・・・みんなプレッシャーを感じていたんですね(汗

 

 

餌が足りていない、って事は無いと思うんですよ。

 

カニハゼのやすけんの為に底床に餌をたっぷり撒いていますし、
レイコップがバクバク食べてるのも確認していますから。

 

おそらく今までは、
自分より体が大きなヤドカリであるダイソン君の存在が、
抑止力になっていたんでしょう。

 

大きな貝がらを手に入れて体も大きくなったレイコップは、
最初にダイソン君を屈服させたことで増長して、
水槽内の暴君と化してしまったようです(汗

 

草食系のダイソン君は温和ですからね～。

 

というよりこの小さなハサミだと、
誰かを殺傷しようと思っても多分無理。

 

他の掃除部隊に乗っかる事もありますが、
この子の目的は貝殻に付いている苔や藻ですし。

 

それに対してレイコップのハサミは、、

 

体に対してハサミが太くて大きく、毛むくじゃらで鋭い。。

 

なによりこの子が襲いかかる目的は、
他の掃除部隊の中身を食べる事みたいですし。

 

ライブロックに付いてきたカニやシャコの類は極力水槽から出すべし、
と良く聞きますけどホントですね。

 

お腹がすいているわけでもないのに、
タンクメイトたちを片っ端から襲うのはまずいよ。

生物兵器部隊が機能しなくなっちゃうし。

 

殺傷力の強いハサミを持っている雑食性の生き物は、
ある日突然、
肉食系の暴君に成長する可能性を秘めていることを実感しました。

 

・・・それにしても急に大きくなりましたね。

 

というか、
ホワイトブルーレッグハーミットクラブが暴君と化すなんて
聞いた事無いんですけどねぇ。

 

家に来た時から思っていたけど、
体の色も相変わらず薄いし、体もまだまだ大きくなりそうだし、
ホワイトブルーレッグハーミットクラブの系譜ではあるんだろうけど、
別のヤドカリの血も入ったハイブリットだったりして。

 

つくづく個体差ですね。
相性や性格については入れてみないと分からない事が多いです。

 

それにしても我が家の水槽のタンクメイト達はみんな草食系です。

体長1.5cmほどの小さな肉食系暴君に、
殆どのタンクメイト達がひっかきまわされてしまいました(汗

 

・・・さて、どうしたもんでしょう？

この子がいない方が掃除部隊の活動はスムーズになるみたいだし、
隔離したレイコップの処遇も考えなくては。

 

 

PS、

最近何かとバタバタしていて
1週間ぶりの投稿になってしまいました。

ネタは沢山あるんですけど書く手が追いついていません＾＾

そんなわけでぼちぼちと更新ペースを上げていこうと思います。