ホールドファストで珊瑚を補修してみた 使用感レビュー

ホールドファスト(水中固定剤)を使って、
千切れてしまった珊瑚を補修してみました。

 

掃除部隊たちの地味な乗っかり攻撃と
不安定な足場においたことで、
2つに千切れてしまったマメスナギンチャク。

2つに千切れたマメスナギンチャク

放置するとさらに崩れてしまいそうだったので、
水中ボンドや接着剤などのコーラルボンドでくっつけようかと考えていました。

 

しかし、
密かに参考にさせて頂いている先輩アクアリストさんが、
ホールドファストを使われている記事をたまたま拝見しまして^^

 

今の私に必要なのはこれだ~!と直感。
掃除部隊の増援と同時に購入しておきました。

 

ちなみにホールドファスト(水中固定剤)とは、、

・ライブロックやサンゴを固定できる
・流木や岩の固定にも便利
・生体には無害

という特徴を持った、
アクアリウムにも使える水中固定剤です。

 

使い方と注意点は、
取扱説明書をキャプチャーしたのでご覧ください。

ホールドファスト(水中固定剤)の取扱説明書 使い方
(クリックで拡大します)

 

練り合わせてから時間が経つと水中でも固まる粘土の様な商品で、
珊瑚をライブロックに固定したりする際に使えるようです。

早速使ってみました。

 

ホールドファスト(水中固定剤)の使用感レビュー

 

まず最初に、
千切れてしまったマメスナギンチャクを、
海水を入れたバケツに隔離しておきます。

千切れてしまったマメスナギンチャク

水槽から出してみると3つに千切れていました。

 

触ってみると
土台の枝状ライブロックが割れまくっているみたいで、
ぐにゃぐにゃした感触になっていました。

このまま放置していたら更にボロボロになっていたでしょう。

 

次にホールドファストを開封してみました。

ホールドファスト(水中固定剤)の商品の中身

商品の中身は紫色の棒状の個体です。
大きさは 直径23mm × 175mm ぐらいかな?

断面図はこんな感じ。

ホールドファスト の断面図

紫色と薄い灰色の2色の個体が棒状にされています。

 

2種類の薬剤を混ぜ合わせて使うタイプの、
水中ボンドやパテなんかと同じ感じなんじゃないかな?って思いました。

お値段の割に量は結構ありますね。

ホールドファストの固定剤を手でこねます

固定剤を必要な量だけ手でちぎり、よくこね合わせます。

 

「練り合わせてから7分程度で硬化が始まり30分程度で堅くなる」

 

取扱説明書にはそう記載されていたので、
5分ほど手でこねこねしました。

 

少し堅くなってきた気がしたので、
補修するマメスナギンチャクに固定剤をくっつけました。

マメスナに付けたホールドファスト

大きいマメスナの土台を包みこむような形で、
ホールドファストをくっつけて、
千切れたマメスナを乗せる為の土台を作ります。

 

この状態で水中に数分間放置しました。

 

触った感触がまた少し堅くなってきたので、
千切れたマメスナをホールドファストの上に乗せて、
包み込むように固定しました。

ホールドファストで補修したマメスナギンチャク

こんな感じです^^
うまい具合に固定する事が出来ました。

 

水槽に入れてみると、

開き始めたマメスナギンチャク

あっという間にポリプを開き始めました。

 

ホールドファストで土台の後ろに高さを出した分、
水槽前面からもマメスナのポリプが良く見えるように(^^♪

 

上から見ると、、

真上から見たマメスナギンチャク

こんな感じです。

ほぼイメージ通りの仕上がりになりました。

 

補修したばかりで開きがまばらですし、
固定剤の紫色部分が多少目立っていますが、
ポリプが増えれば目立たなくなってくれるでしょう。

 

接着剤の匂いは結構きついですが、
生体への影響は殆ど無いみたいですね。

 

数日様子をみてみましたが、
魚、貝、ヤドカリ、ソフトコーラル共に
何の影響も見られませんでした。

 

率直な感想ですけど、
ホールドファストの使用感は、
接着剤というより粘土です。

 

対象物同士を即座に接着するというより、

「対象物同士を包み込み、固めて固定する」

といった感じで使えば、上手い具合に使えそうです。

 

接着力はそれほどないので、
固まるまでは注意しないとはがれてくる事もあります。

 

固定して少し放置 → 再度補修 → 固まる迄繰り返し

 

という使い方ですね。

 

対象物同士を水槽内で即座にくっつけたい、という方は、
瞬間接着剤とかの方がいいんじゃないかな~?って感じました。

 

そもそも商品名が、

ホールドファスト(素早く固定させる)」 ですので、

接着力を求めるのが間違ってるのかもしれませんけど(汗

 

今回のケースのように、
珊瑚等を水槽外に出して補修したい場合には
もってこいの商品です。

 

水槽内の設置部分と珊瑚土台の隙間部分を、
ホールドファストで埋めて固定してしまえば、
サンゴを好きな方向にレイアウト出来るんじゃないかと。

 

アクアリウム用の水中ボンドや接着剤って、
やたらと高価で量も少ないのですが、
ホールドファストは非常にリーズナブルなのも嬉しいところ。

 

購入した珊瑚の土台が微妙で、
レイアウトが上手く決まらない

 

といった場合には特に、
好きな形に成型可能なホールドファストは、
非常に役立つ固定剤だと思います。

 

なかなか便利でした^^
1本持っておくと何かと重宝しそうですよ。

 

 

↓↓↓ 参加してます。 ぽちっとして頂けると励みになります^^

にほんブログ村 観賞魚ブログ 海水魚へ

スポンサードリンク


2件のコメント

  • ブログ拝見させて頂きホールドファストの使い方勉強させて頂きました。
    とても勉強になったのでブログリンクを設置させて頂いても宜しいでしょうか?

    • まき

      サフデザインさん、初めまして。
      随分昔の記事にコメント頂きありがとうございます。

      このブログはリンクフリーですので、
      リンクはご自由に張っていただいて構いません^^

コメントを残す