30cmキューブ海水魚水槽の立ち上げから12日。
そろそろ1回目の水替えをしようと思います。
立ち上げ時の人工海水は水道水で作りましたが、
RO水を使った人工海水に切り替える事にしました。
RO水とは?
RO水とは、
不純物を含んでいないか、ほとんど含んでいない、
純度の高い水のことです。
逆浸透膜(ぎゃくしんとうまく)フィルターや、
イオン交換樹脂フィルターなどを通して、
不純物や化学物質を取り除いた水は純水と呼ばれていますが、
RO水は逆浸透膜フィルターを通してろ過された水の事を指すようです。
ちなみに逆浸透膜フィルターとは、
水だけを通してイオンや塩類など水以外の不純物は
透過しない性質を持った膜のこと。
つまりRO水には、
水道水に含まれている塩素(カルキ)や燐酸塩が
入っていないのです。
海水魚水槽の立ち上げの段階では、
多くの方が茶ゴケの発生に悩むらしいですが、
我が家の水槽にも既に茶ゴケが発生しています(汗
茶ゴケの発生にはリン酸塩が関係しているらしく、
燐酸塩濃度が高くなると茶ゴケが発生しやすくなるんだとか。
水道水で海水を作って水替えをしていると、
水替えの度に茶ゴケが発生する確率が高くなってしまうんだそう。
換水で硝酸塩は除去できるけど、
水替えの度に茶ゴケの栄養になる燐酸塩を追加してしまう、
という悪循環に陥るらしいですね。
茶ゴケは見た目も悪いですし掃除も面倒なので、
今後は水道水を極力使わずに、
RO水を使った人工海水に切り替えていく事にしました。
最近は入れ物を購入すれば、
RO水(純水)をずっと無料で貰えるサービスを
行っているところもあります。
我が家の近所のスーパーでも
RO水を無料で配ってくれるところがあったので、
そちらを使わせて頂く事にしました。
初回にボトルを400~600円で購入すればその後はRO水使い放題。
ありがたいことです^^
RO水を人工海水に使うと良いことばかりでもないらしい
燐酸塩などの不純物を含まない為に
茶ゴケの抑制には効果が見込めるRO水ですが、
人工海水に使う場合には良いことばかりでもないようです。
塩素やリン酸塩を含まない以外にも、
イオンやカルシウムなどのミネラルも一緒に除去されていますから、
栄養分や元素もほぼ含まれていない状態になります。
人工海水の中には、
海水魚飼育やサンゴ飼育に必要な物が含まれている物も少なく有りませんが、
水道水に比べて水中の溶解成分が少なくなるのは間違いなさそうです。
その為、RO水をつかってサンゴ飼育をされる方は、
珊瑚育成に必要な成分を別途付与されている方もいらっしゃるとか。
綺麗な水 ≠ 栄養分豊富な水
とは限らないってことでしょうか?
RO水の利用にはメリットが多い様ですがデメリットもあるようです。
しかし、何が入っているか分からない水道水や井戸水と比較すると、
RO水は水質や成分の予測が立てやすいので、
飼育個体にとって最適の海水を作る為に利用される方が多い様ですね。
RO水で人工海水を作る際の注意点
不純物を殆ど含まない軟水のRO水は、
PH(ペーハー)が不安定になるらしく、
RO水で人工海水を作る際には注意が必要なようです。
PHがあまりにも低くなって、
水槽内のPHと大きな誤差が出るのは確かにやばそう。。
水槽の水を一気に取り換える事はまずないかと思いますが、
水替えと同時にPHショックが起きたりしたらシャレになりません。
RO水で人工海水を作る際には
サンゴ砂を入れて一定時間エアレーションをすると、
PHが上がって安定する、とのことでした。
そこでポリタンクの中に
少し余っていた底床のサンゴ砂を水で洗った後に、
細かめのネットに入れて投入。
その中にRO水で作った人工海水を入れて、
一晩エアレーションしておく事にしました。
明日水替え予定です。
水替え前に、RO水を使った人工海水の水質を、
チェックしてみようと思います。