硝酸塩とリン酸塩を測定してみました。
アルジーコントロールテストキットは、
硝酸塩プロテストキットとリン酸塩プロテストキットが
セットになった水質測定試薬です。
使用感のレビューを書こうと思ったのですけど、
使い方や感想を書くと結構なボリュームになりそうな商品なので、
もう少しよく使ってから記事にしようと思います。
という訳で非常にざっくりとした説明になりますけど、
レッドシー硝酸塩プロテストキットは、
0.00ppm~64ppmまでを測定できる硝酸塩試薬です。
ちなみ付属の測定ディスクは、
0.00ppm~4ppmまでに対応しています。
「じゃぁどうやって64ppmまで測ればいいの?」ってことなんですけど、
飼育水をRO水で希釈すれば64ppmまで測定出来ます。
これらはアルジーコントロールテストキットに入っている試薬ですが、
硝酸塩の測定にはNO3と記載された3つの試薬を使います。
16mlの飼育水に3つの試薬を入れて測定するので、
1mlの飼育水を15mlのRO水で希釈すれば16倍になります。
測定ディスクの上限である4ppmも16倍されますから、
64ppmまでの測定が可能になるんですね。
つまり、測定したい水槽の硝酸塩濃度に応じて、
飼育水の希釈倍率を決めていけば、
より細かく正確な硝酸塩の測定が可能になるという訳です(^.^)
この考え方はリン酸塩プロテストキットにも適応されています。
リン酸塩測定ディスクは0.00ppm~0.64ppmに対応。
飼育水2mlをRO水15mlで希釈すると8.5倍になり、
0.00ppm~5.44ppmまでのハイレンジ測定が可能になります。
通常測定とハイレンジの2種類で測定すれば、
大抵の水槽のリン酸塩値は測れると思います。
ハイレンジでも測定不能になる様な状態なら、
大量換水で急場をしのいで、
設備と日々のメンテ方法から見直した方が良いんでしょうね。
ちなみにレッドシーリーフケアプログラムにおける栄養塩の推奨数値は、
海水魚・ソフトコーラル水槽の苔防止 / SPSとLPSの成長促進
硝酸塩 1~2.5ppm
リン酸塩 0.1ppm
SPSとLPSの色揚げ
硝酸塩 0.25ppm
リン酸塩 0.02ppm
となっていました。
これらの数値を一つの基準として現状を把握しようと思います。
さて、ざっくりとした説明になりましたが、
何はさておき硝酸塩とリン酸塩を測ってみる事に。
換水から6日が経過した30cmキューブハイ水槽の測定結果は、、
硝酸塩 16ppm
リン酸塩 1.36ppm
でした。
・・・覚悟はしていましたけど、こりゃぁひどいや (_ _|||)
立ち上げから1年間の硝酸塩は、
水換え直前でも10ppmいかない状態だったのに、
気が付かないうちにアベレージが上がっていたようです。
魚たちが成長して餌の量が増えており、生体の数も右肩上がり。
硝酸塩が上がるのも当然でしょうか。
サンゴ達の成長も水質悪化につながっているんでしょうね。
・・・そしてリン酸塩。
ん~、初めて測ったんですけどやっぱり高いなぁ(汗
サンゴ達とイソギンの褐色化は当然の結果かも。
しかし裏を返せばこのぐらいの栄養塩濃度なら、
定期的な換水さえ欠かさなければ、
魚・サンゴイソギンチャク・ソフトコーラル・LPSの維持・成長には、
さほど問題は起こらないということでもあるんですよね。
定期換水 = 正義
ってことでしょうか。
ふむふむ。これはひとつの事例データとして頭に入れておこう。
サブタンクのアクリルタンクも測定しました。
測定結果は、
硝酸塩 32ppm
リン酸塩 1.36ppm
・・・こちらは完全に過密飼育の結果ですねぇ。
魚1匹の時は低い数値を維持していましたが、
ライブロックを追加してマンダリンをペア化した頃からバランスが崩れたのか、
硝酸塩濃度は20~30の間を行ったり来たりしています。
丈夫な生体ばかりを入れているせいか、
マンダリンもヤドカリもイソスジエビも苔取り貝も至って元気にしてますが、
ソフトコーラルはぎりぎり維持できている状態ですしね。
総水量に対する生体数と餌の量の比率を考えると、
アクリルタンクの方が圧倒的に汚れやすい環境のはずですが、
リン酸塩濃度がメインタンクと変わらないのは海藻のおかげでしょうか?
いずれにせよ、サブタンクも改善が必要ですね・・・。
アルジーコントロールテストキットで厳密に測定したことで、
ある程度の現状は把握出来ましたけど、
なんていうかやっぱり上級者(プロ)むけの試薬だなーって感じですねぇ。
初回は硝酸塩測定の飼育水のRO水希釈率を探る為に、
メインタンクは2回、サブタンクは3回測定するはめになりましたよ。
測定不能値が出てしまって希釈率を上げて再測定する度に、
「普段の硝酸塩濃度ぐらい、当然把握されてますよね?」
というレッドシーさんからの無言のプレッシャーが・・・(汗
重い腰を上げて栄養塩に向き合ってみたら、
真正面からボッコボコにどつきまわされましたわ。
心情的にはこんな感じ。
しかし彼はこの直後、
20世紀でベスト10に入るレベルでフルぼっこにされるのだ。
(このシーン、すぐ分かる方はかなりのj0j0通ですな)
・・・ぐぬぬ。 ま、負けねーぞぉ(汗
アルジーコントロールテストキットは、
厳密な栄養塩対策やサンゴの色揚げを目的とした試薬なので、
完全に立ちあがった水槽の水質改善・把握のために使う試薬って感じですね。
立ち上げ直後の不安定な水質測定に使うのなら、
アンモニア、亜硝酸、硝酸塩、PH、KH、5種が測れる、
コチラのセットの方が良さそうです。
硝酸塩の測定範囲が250ppmまである分、
測定結果はざっくりとした数値にはなりそうですけど、
立ち上げ直後に難しい生体を入れてる人も少ないでしょうし。
初期にチェックが必要な項目はこれ1つでほぼ網羅できますね。
アルジーコントロールテストキットは、
完全に立ちあがってこれらの数値が落ち着いた後に、
よりよい水質を目指す際に使う為の試薬って感じでしょうか。
測定範囲が狭いプロ仕様な分、
硝酸塩とリン酸塩の数値が下がるほどに、
厳密な測定結果を導き出せますね。
・・・さて、どうしたものでしょう?
家はソフトコーラル、イソギンチャク、LPSがメインですから、
極端に下げすぎるのも良くなさそうですよね。
海水魚・ソフトコーラル水槽の苔防止 / SPSとLPSの成長促進
硝酸塩 1~2.5ppm
リン酸塩 0.1ppm
この基準値より少し低いぐらいで安定するのが理想的なのかな?
とりあえず今の数値は高すぎるので栄養塩対策を始めました^^
そちらについてはまた後日。
こんばんわ。
頭が痛い結果になってしまいましたね。
これ見たら、なおさらうちの水槽はかりたくないですわw
冷凍餌がんがんまいてますからね。
あとは、海道達磨がどこまでがんばってくれてるのか?
これしかないですw
換水が、やはりすべての救いの道ですかねえ~
週2くらいでやればかなりましなんでしょうねえ。。。
仕事しててこれは、かなりきついw
お互い頑張りましょう^^;;
MASAさん、こんばんわ^^
リン酸塩、もう少し低いかと思っていたんですけどね~。
家はスキマーが貧弱ですからそれも関係しているのかな?
何だかんだで換水頻度を上げるのが一番いいんでしょうね^^
換水ペースを上げればいいんですが仕事が忙しい時はきついですね。
出来れば週1ぐらいに抑えたいなぁ。
こんにちは!
水質気になりますよね(^^;;
私も硝酸塩はこのキットを使っていますが、詰め替え用しか買ってなかったり・・・・ w
何故か、円盤が詰め替え用に付属しているんですよ(^^;;
それと、マリンキットこれ一番最初に買いました〜
全てが揃っているので値は張りますが何を買ったらいいかわからん時はコレ買っとけ。って感じですよね。
で、試験結果ですが、硝酸塩には換水が一番でしょうね・・・・めんどいけど。
外部フィルターでの運用ですから嫌気層は出来ていていそうですけど、流量があるからうまく働かないのかな?(^^;;
リン酸塩は外部フィルターに吸着材を仕込んでみては?
ウチも一時期外部フィルター運用してましたが、その時は吸着剤を仕込んでおきました。
ムコタマさん、こんばんわ^^
おお、詰め替え用に円盤付いてるんですか。
円盤の色落ち対策なのかな?
1つのBOXにコンパクトにまとまるのはセット買いのメリットだけど、
別のレッドシー試薬の器具を持っていれば
詰め替え用で行けちゃいそうですしコスパも良さそうですね。
私は他メーカーの試薬を色々買って揃えたんですが、
メーカーはバラバラ、精度もまちまちだったので
今考えればマリンキットで良かったかもな、と思います。
過去の水質推移を考えると嫌気層も出来てはいるんでしょうけど
過密でキャパオーバーなのかもw
吸着材も考えたんですけど
今回チョイスした方法はリン酸塩吸着剤は駄目みたいで。
いくつか試して管理しやすい方法を探してみようと思ってます^^
こんにちはです!
測られたんですね~!
やはり予想通り恐ろしいことになりましたねOTL
うちの水槽も大分ヤバそうな雰囲気醸し出してますw
試薬で測らなければいけないのは分かるのですが、
やっぱり怖くて出来ません…。
毎週必ず水替えしているので、そこまで溜まってない…と信じたいですOTL
めておさん、こんばんわ^^
いつ図っても同じだったので水質検査していなかったんですが、
長く水槽を回していると状況が変化するみたいですよ。
藍藻が出ているようだとかなり貯まっているかも。
たまにはチェックした方が良いかもしれないですね~。