昨年末に、硝酸塩、リン酸塩のアベレージが上昇した事で、
水槽ガラス面には緑色の頑固な苔が生えてきていました。
茶ゴケと違って、
カルシウムと合体したようなざらざらした堅めの緑色の苔で、
ちょっとこすったぐらいでは中々落ちないんです。
換水前にスクレイパーで擦りとったり、
メラニンスポンジでゴシゴシして処理していたんですけど、
ライブロックとガラス面の隙間の狭い箇所が辛いんですよね~。
強引に掃除した事もあったんですが、
ナガレハナサンゴの触手に掃除用具が当たってしまい、
触手がボロボロと剥がれ落ちて骨格が見えてしまった事があります。
LPSは物理的ダメージに弱いですね ><
こういう狭い場所にはスクレイパーが入らないし手も入らないので、
しょうがないからずーっと放置していました(汗
・・・で、ですね。
随分前にチャームさんの送料合わせで購入したものの、
1度も使わずにタンスの肥やしになっていた、
ナノマグの事を思い出して使ってみる事に。
ちょうど苔も増えていたし、
ナノマグの性能を試すいい機会かな~、と^^
ナノマグを開封してみました
ナノマグの正式名称は、Two Little Fishies Nano Mag。
日本の販売代理店は有限会社ブルーハーバー。
ナノマグの入った箱の裏側にはこんな記載がありました。
磁石は強力な上、小回りが利くように、使いやすくデザインされています。
さらに使い勝手も軽く、簡単にクリーニングする事が出来ます。
ガラス水槽、アクリル水槽共にご利用いただけます。
要するに超小型で薄型のマグネットクリーナーですね。
家のように小さな水槽でガラス面とライブロックの隙間が狭くて、
掃除が活き届かない場所がある水槽にはぴったりだなーと購入してみました。
開封してみると本体が出てきましたよ。
こちらは水槽の外側でマグネットを動かす時に手で持つ方です。
円形で直径は4.5cm。
親指と人差し指でつまんで楽々持てる大きさと重さでした。
「Two Little Fishies」って何のことだろ?って思ったんですが、
海外の販売元さんの名前であり、ロゴデザインの事だったんですね^^
裏側には水槽内で動くクリーナー部分が、
強力なマグネットでくっついてました。
クリーナー部分は正方形で、1辺2.5cm。 厚さは3mmと超小型。
このサイズならスクレイパーや手が入らない狭い隙間にも楽々入っていけますね^^
素材は白くて柔らかいスポンジ状で、
その上にマジックテープの片割れみたいなギザギザした質感の
黒いプラ製のクリーナーが貼り付けられています。
この部分でガラス面の苔をガリガリ擦る感じですね。
マグネットは真ん中に入っていました。
磁石はなかなか強力で少々引っ張ったぐらいでは剥がせません。
ガラスを挟んでもまず落ちる事はなさそう。
スポンジ素材が柔らかくてよくしなるので曲面ガラスにも使えそうです。
ナノマグを使ってみた感想と使用感
それでは!、ということで、
さっそくナノマグを使ってみたのですけど、
・・・ん~、普通に使ってみた感想は正直イマイチでした。
生えはじめの茶ゴケならサクサク取れるのかもしれませんが、
家みたいに緑色の頑固な苔では思ったよりも綺麗には取れません。
というのも、
クリーナー部分がマジックテープみたいなギザギザしたプラ製なので、
接地面が少ないというか、ガラス面に密着していないんですよね。
1往復させたぐらいでは全然苔が取れないです(汗
完全に綺麗にするには何往復させればいいんだろう、
というのが率直な感想でした。
スクレイパーで掃除した時の様な爽快感はありませんでした。
短時間でサクッと掃除が終わるクリーナーではないですねぇ。
こっちの方が良かったかな?と少し後悔。
コレも小型で掃除能力高そうなんですよねー。
しかし、ナノマグの磁石はとっても強力ですし、
超小型で薄いので中々掃除出来ない痒いところにも手が届きます。
1回使っただけでお蔵入りさせるのも勿体ないので、
一工夫して使ってみる事にしました^^
100均で購入した激落ちクンのパチモンのメラニンスポンジ。
2.5cmの正方形、厚さ2~3mmのサイズにカットして、
NanoMag(ナノマグ)のクリーナーとガラス面の間に挟んで使ってみました。
・・・これ、かなりいい感じです♪
磁石が強力なので急激に動かさなければ、
間に挟んだメラニンスポンジがずれたり落ちることはありません。
クリーナーの接地面が増えたおかげで、
ガラス面にこびりついた頑固で堅い緑苔がサクサク取れるようになりました^^
さっきまでのもやもや感が無くなり、
掃除した分だけ綺麗になる爽快感がクセになりそうです。
・ビフォー
・アフター
ガラス面がピカピカになって、
近くのライブロックが写り込むぐらい綺麗になりました。
これは気持ちいいな~(*^_^*)
ナノマグは狭い隙間にもするするっと入っていけるので、
・水中ポンプとガラス面の隙間
・外部フィルターの配管とガラス面の隙間
・プロテインスキマーとガラス面の隙間
・底砂付近のガラス面
などなど、
今まで微妙に掃除がいき届かなかった部分に生えた苔も、
綺麗に処理できるようになりました。
汚れたメラニンスポンジは捨てて新しい物に交換すればいいだけですし、
クリーナー部分も劣化しないので、磁力が無くなる迄は半永久的に使えそうです。
メラニンスポンジは汚れを落とす時に細かい塵を出しますが、
1年以上掃除に使っていますけど特に問題は起きていません。
でもまぁ、換水直前に掃除するのがよいのでしょうね。
換水とスキマーで直ぐ除去出来るでしょうから。
メラニンスポンジを手で持って掃除するのも綺麗になるんですけど、
二の腕ぐらいまでビチョビチョになるので、
水槽回りに海水がぽたぽた落ちて後始末が厄介です。
その点、ナノマグの様なマグネットクリーナーなら、
指以外は殆ど濡れませんし、
苔の取り残しがないかをいろんな角度から確認出来るのがいいですね。
残った苔を発見したらナノマグでゴシゴシすればいいだけなので、
ガラス面をピカピカに出来ますよ^^
普通に使うと頑固な緑ゴケには割と無力でイマイチでしたが、
薄いメラニンスポンジを挟んで使えば掃除能力が一気に上がります。
ただし、
ずっと海水に浸けておくと半年ぐらいで磁石が錆びる事もあるようなので、
私は掃除のとき以外はガラス面から外して保管しています。
厚さ5mmほどの隙間さえあればどんな所にでも入っていけるので、
機材回りの隙間の掃除や小型水槽に使うにはいいですね。
大まかな所はスクレイパー等で一気に掃除して、
狭い場所や取り残しの苔などを処理する仕上げ用のクリーナーとしては、
すこぶる優秀だと思います。
結果的には買って満足^^
日々のメンテナンスに欠かせない愛用品になりました。
ナノマグ(Nano Mag)の感想と使用感レビューでした。
こんにちは♪
いつの間にかこんな商品が出ていたんですね・・・!
初めて見ました!
これくらい薄ければ掃除がかなりラクそうですね(´ω`)
私が持っているマグネットクリーナーはかなり大きい物なので、
薄型というのは確かに痒いところに手が届きますよねえ♪
そして激落ち君を挟むアイディアも目からうろこでした!
早速試してみようと思います♪
めておさん、こんにちわ^^
本当に薄いのでちょっとした隙間に入っていけて便利ですよ。
汚れを落とすという意味ではメラニンスポンジは最強かもですw
アクリルは分かりませんがガラスなら、
異物を巻き込まないよう注意すれば傷がつく事は無いんじゃないかと^^
まきさん
お久しぶりです。
「ナノマグ」私も愛用してますが、底砂付近とか水槽の角は掃除しようとするとブラシの方がクルクル回ってしまい、同じように緑の苔がはびこってます・・・
メラミンスポンジはありがたい情報です!
さすがです!
早速真似させて頂きます♪
ひろさん、こんにちわ^^
お久しぶりです!お元気されてましたか?
あ、それすごくわかりますよー。
小さくて軽いから仕方ないのかもしれませんけど、
私も最初くるくる回ってイラッとしましたw
メラニンスポンジを挟むとそんなにクルクルしなくなりますよ。
ゆっくり動かしてゴシゴシすれば角や底砂付近も行けると思います^^