元々活着していた場所に再固定する事に成功しました^^
何の前触れもなく移動をはじめたサンゴイソギンチャクは、
その後3日間、水槽内を移動し続けました。
散々動きまわった挙句、最後に落ち着いた場所はなんとガラス面。
しかも水面の近くです。
上から見ると、、
水面から2cm。
触手はよく開いていますし口も閉じている。
元気といったら元気そうなんですが。
まだ動くかな~?と思って、様子を見ていたのですけど、
腰を据えてしまったようで全く動く気配がありません。
・・・こんな所に落ち着かれちゃ困るんだけどなぁ(汗
今回の移動で分かったんですけど、
サンゴイソギンチャクが移動中かどうかの判断は、
体壁の下の足の部分を見ると分かります。
移動中のサンゴイソギンチャクはこんな感じで、
赤い体壁の下にある、
半透明な足の部分がぷっくり膨らんでいるんですよね。
移動中は足を膨らませて徘徊を続けるんですが、
気にいった場所が見つかると、
足の部分が小さくしぼんでその場に落ち着きます。
ガラス面に活着したサンゴイソギンチャクには、
体壁の下の透明な足の部分が殆ど見えないでしょ?
気に入った場所が見つかると、
足をしまって腰を据えるって感じなんですよね~^^
サンゴイソギンの新たな生態を発見できたのは嬉しいんですけど、
こんな場所に落ち着かれると、正直困ってしまいます。
・・・と言いますのも、
水面近くに活着されてしまうと水換えも出来ませんし、
この場所には水流が殆ど無いからです。
イソギンチャクは極端に水流が少ない場所にいると、
自分の排泄物で中毒になって死んじゃうみたいですからね(汗
できればこの子の自由意思に任せたかったのですが、
どうやらここに腰を据えてしまったようなので、
人間の手で強制的に移動させるしかないかな?という結論に。
そこで、元々いた場所に戻す事にしました。
ガラス面にくっついたサンゴイソギンチャクを剥がす方法
サンゴイソギンチャクを剥がす為に、
ガラス面にくっついたイソギンチャクの体壁の端っこを
指の爪で触ってみたのですが、想像以上に堅い感触でした。
・・・なんていうか筋肉でも触ってる感じでガッチガチ。
とてもじゃないけど剥がせるイメージがわかないのです。
どうしたものかとネットで知恵を拝借してみたら、
ガラス面にくっついたイソギンチャクなら、
台所用のスポンジを使って端の方からくすぐるようにして剥がしたり、
シリコン製のゴムヘラなどを使って優しく剥がすと良いそうです。
今回はシリコンのヘラを使って、
ガラス面からイソギンチャクを剥がす事にしました。
↓↓↓ こういうやつです。
先端がシリコン樹脂で出来ている台所用のヘラ。
使ってみてわかったんですが、
イソギンチャクを剥がす為に使うのなら、
先端のシリコン樹脂が柔らかくて小型のヘラが使いやすいですよ^^
シリコンヘラを使ったイソギンチャクの剥がし方ですが、
ガラス面にくっついたサンゴイソギンチャクの体壁の端から、
ヘラの先端を体壁とガラス面の間にそーっと入れていきます。
すさまじい活着力でくっついていたので最初は入りませんでしたが、
何度もツンツンするうちに、ヘラの先端が入っていきました。
足を傷つけない様に優しくツンツンしながら、
ヘラの先端をイソギンとガラス面の間に徐々に入れていきます。
ある程度まで入ったら、
今度は別の場所から同じ要領でヘラを入れていく。
これを何度も繰り返して半分ぐらいまで剥がれた時に、
イソギンチャクが自分から剥がれてくれました。
15分ぐらい掛っちゃいましたが、
イソギンチャクを無事に剥がす事に成功 (*^_^*)v
剥がしたらすっかり小さくなってしまい、
直径3cmぐらいの貝柱みたいになってしまいました。
サンゴイソギンチャクを元いた場所に戻しました
イソギンチャクをヘラに乗せたまま移動させて、
元々くっついていたライブロックの上に乗せました。
これまでの経験上、
サンゴイソギンチャクをライブロックに乗せると、
最初は決まって上の方に登っていきます。
何故か下の方には降りて行かないんですよね。
そこで元々くっついていた場所の少し下に置きました。
暫く様子を見ていると、
触手が開き、透明な足の部分が膨らんできました。
上に向かって移動をはじめたようです。
30分後、
ゆっくりと移動を続けて、
元々いたライブロックの穴に体の半分を入れています。
1時間後、
体が穴にかなり入りました。
3時間後、
ライブロックの穴に体をすっぽり収めました。
移動中に膨らんでいた透明な足の部分も縮んでいます。
ここに落ち着いた様です。
翌日、
照明点灯に即反応して、触手をぷっくり膨らませてくれました。
以前の風景に戻った水槽に安心したのか、
イソギンチャクモエビ達もカクレのトロも近寄ってきました。
1週間以上様子を見ましたが、
サンゴイソギンチャクが動く気配は全くありません。
元々いた場所への再固定、成功です♪
ふ~、これで一安心(^^ゞ
実は今回、
サンゴイソギンチャクがまた移動してしまわない為に、
ちょっとした工夫をしてみました。
長くなってしまったので続きは又次回の記事にでも。
ショップの方にイソギンチャクは
突然死んだりするので飼育は難しいです
と言われて購入したことはないんです
イソギンチャクと戯れるクマノミが見たくて
始めた海水魚飼育ですが
大きく成長したクマノミの病気で亡くなってしまったし・・・
素敵な水槽ですね!
素晴らしいでしす!!
maronままさん、こんばんは。
私もカクレとイソギンの共生を見たくて、
海水魚飼育をはじめた口です^^
イソギンも個体をしっかり選べば、
長期飼育をされている方は沢山いらっしゃいますよ。
飼ってみると中々楽しいので、
機会があったらぜひチャレンジされてみてくださいね^^
お返事、ありがとうございます(^_^)
良ければ
買いやすいイソギンチャク名を教えてください。
そうですねー。
共生相手としてはハタゴが鉄板なんでしょうけど、
小型水槽だとサイズが厳しいんですよね。
30cmキューブならサンゴイソギンかタマイタダキが一番飼いやすいんじゃないかとは思います。
共生してくれるかどうかはクマノミ次第ですが^^
ありがとうございました(*^◯^*)
こんばんはです♪
おおー!イソギンさん移動したんですね!
しかし壁面にくっついちゃうとなると困ったものですね;
剥がしたあとに無事に定着してくれればよいですが…!
移動するイソギンさんは油断が出来ませんよね;
めておさんこんばんは^^
ガラス面にくっつかれると
水中ポンプへの飛び込み自殺が怖いですね(汗
でも剥がして移動させるチャンスと言えるかもw
ライブロックに活着していると剥がすのは相当苦労しそうですし。
無事定着してくれたみたいです。
暫くは動きそうもないかな~って感じですね^^