ペットボトルでプロテインスキマー自作(ペットボトルスキマー)

30cmキューブハイオーバーフロー用に、
ペットボトルプロテインスキマーを自作しました。

ペットボトルでプロテインスキマー自作

 

プロテインスキマー選びはずっと悩んでるのですが、
今一つ決め手に欠けて設置もしない状態で、
立ち上げから1カ月も経過してしまいました(汗

 

サンゴや掃除部隊を投入し、
茶ゴケも生え始めて、苔取り部隊を投入。

 

ほぼ同じタイミングで、
探していたスポッテッドマンダリンのベビーサイズと出会ってしまい、
一気に生体が増えてます。

 

餌付けに冷凍餌や活きイトメを使っていますし、
このままだと一気に水質が悪化しそうな危機感を覚えたので、
暫定的にプロテインスキマーを設置する事にしました。

 

・・・で、取り敢えず手元にあるもので自作してしまおうと。
今回はサンプに設置するのでペットボトルで自作してみる事に。

 

↓↓↓ 自作用に集めた材料はこちら

 

ペットボトルスキマー作り用の材料

 

・500mlの空きペットボトル2本
・プラスチックの注射器1本
・L字ジョイント1本
・プラジョイント数本

 

あと写真には写っていませんがマメウッドストーン1個です。

 

ペットボトルスキマーとでも呼べばいいんでしょうかね?

 

とりあえずサクサクっと作っていきました。

 

まず、プラスチックの注射器のボディ部分を切断しました。

 

ペットボトルスキマー自作 連結部分を作成1

ペットボトルスキマー自作 連結部分を作成2

 

この注射器は、2本のペットボトルを連結する為に使います。

(ボディと汚水受け皿の連結用パイプ)

 

注射器のシリンダーならまっすぐですからね。

狂いが無いので良いかと思い、今回はコレを使いましたが、
ペットボトルの口に入る太さなら、
アクリルパイプでも塩ビパイプでも何でも良いと思います。

今回は8.5cmの長さにカットしました。

 

次にペットボトルの蓋に、穴を開けました。

 

ペットボトルスキマー自作 ペットボトルのキャップを加工1

ペットボトルスキマー自作 ペットボトルのキャップを加工2

 

連結用パイプを通す為の穴です。

ペットボトルのキャップは柔らかいので、
キリとカッターで簡単に穴をあけられますね。

先ほど作成した連結用パイプをペットボトルの穴に通します。

 

ペットボトルスキマー自作 連結部分完成

 

これで連結パイプ部分が完成^^

 

隙間は瞬間接着剤やバスコークで埋めないといけませんが、
各パーツが完成してから微調整を行った後が良いと思ったので、
接着するのは後回しにしました。

 

続いてプロテインスキマーのボディ部分を作成しました。

 

ペットボトルスキマー自作 プロテインスキマーのボディ部分の作成1

 

ペットボトルの底に近い部分をカッターでカット。
これがプロテインスキマーのボディになります。

 

ペットボトルスキマー自作 プロテインスキマーのボディ部分の作成2

 

ボディの下から約4cmの部分に、
ウッドストーン固定用の穴をキリで開けました。

 

今回はサンプの壁に設置するので、
キスゴムとエアチューブで固定具を作成。

 

ペットボトルスキマー自作 プロテインスキマーの固定具

 

キスゴムにエアチューブを通して塩ビパイプで連結し、
輪っかを作っただけの簡易的な固定具です。

 

ペットボトルスキマー自作 プロテインスキマーの固定具2

 

こんな感じでエアチューブに塩ビパイプを差し込んで輪にしてあります。

塩ビパイプは水作パイプぴたっとに付属していた物を使いました。

 

ペットボトルは軽いですし、
エアチューブなら簡単にカットできるので微調整が楽ちんかな、と。
固定具は2個作りました。

 

作ったパーツを組み合わせれば、
ペットボトルスキマーのボディ部分の完成です。

 

ペットボトルスキマー自作 プロテインスキマーのボディ部分完成

 

ボディに開けた穴にマメウッドストーンを通して、
エアチューブでL字ジョイントと連結、固定してあります。

ペットボトルは直径が大きいので、
ウッドストーンは横置きで利用した方が効率が良いかな?と思いまして。

泡戻りが無いように下から4cmぐらいの場所に穴をあけた感じですね。

 

次に汚水受けカップを作成します。

 

ペットボトルスキマー自作 汚水受けカップの作成1

 

もう1本のペットボトルの上部と下部をカッターでカット。

 

ペットボトルスキマー自作 汚水受けカップの作成2

 

カットした上部と下部を組み合わせて汚水受けカップにします。

 

ペットボトルスキマー自作 汚水受けカップの作成3

 

汚水受けカップの中ほどにキリで穴をあけて、
片方を斜めにカットしたプラジョイントを通します。

 

これらのパーツをジェル状瞬間接着剤で隙間なく固定すれば、
汚水受けカップの完成です。

 

ペットボトルスキマー自作 汚水受けカップの完成

 

隙間があると汚水が漏れたり塩ダレの原因になるので、
瞬間接着剤で固定した後にバスコークで隙間を完全に埋めておきました。

 

プラジョイントは汚水があふれない為の排水用なので、
連結パイプより少し下にくる位置に調整してあります。

 

やっつけ仕事で見た目はきちゃないですけどね^^
実用性重視なので問題ないですw

 

このまま1日程放置してバスコークが乾けば汚水受けカップ完成です。

 

先ほど作成したスキマーボディに汚水受けカップを取り付ければ、

 

ペットボトルスキマー 完成

 

ペットボトルスキマー完成!

 

汚水受けカップと連結パイプは、
ペットボトルのキャップに接着してあるので、
メンテの時にはキャップを緩めれば簡単に外れます。

 

ボディ側も簡単に交換可能ですね。

ペットボトルの形状によって泡の上がり方に違いが出ると思うので、
色々試してみるのも面白いかもしれません。

 

完成したペットボトルスキマーをサンプに設置しました。

 

ペットボトルスキマーをサンプに設置1

 

エアポンプをオン!

 

ペットボトルスキマーをサンプに設置2

 

エアーポンプは水心SSPP-3S。
フルパワーでちょうど良いぐらいでした。
もっと大きいエアーポンプでも良いかもしれません。

 

設置から6時間後、

 

ペットボトルスキマー設置6時間後

 

ようやく泡が安定してきて汚水が上がってきていました。

 

しかしまだ半透明です。これではオーバースキムですね。
もっと濃い汚水が取れるようにスキマーの高さを調整しました。

 

この状態で1晩放置し、翌朝に確認してみると、

 

ペットボトルスキマー設置から24時間後

 

思った以上に濃い汚水が取れていました^^

 

ペットボトルスキマーで取れた汚水

 

茶色、というよりグリーンに近い汚水ですね。
クロレラ? いや、掃除部隊に処理された苔の浮遊物でしょうか。

 

ペットボトルスキマーの稼働状態を動画に撮ってみました。

 

 

エアーリフト式プロテインスキマーの弱点は、
ベンチュリー式と違って処理水の循環が悪い所ですけど、
流れのある場所に設置すればそれなりに仕事をしてくれるようです。

 

ボディの下から水が噴き上がって流れるような場所に設置すれば、
エアリフトスキマーの処理能力は上がるんでしょうね。

 

・・・たかがエアーリフト?
いいえ、されどエアーリフトです。

 

材料費は数百円程度で済みましたし、
やっつけ仕事で自由研究の工作レベルの完成度ですけど、
思いのほかいい仕事してくれてます。

 

ボディの直径が大きい分、処理能力が上がってるのかな?
エアポンプのパワーを解放できるのが大きいですね。
ペットボトルスキマー、意外に侮れません。

 

海水の透明度は上がりましたし、
溶解酸素も増えるでしょうし、無いよりあった方が全然良いですね^^

 

・ペットボトルスキマー稼働前のサンプ

ペットボトルスキマー設置直後

 

・ペットボトルスキマー稼働後のサンプ

30cmキューブオーバーフロー水槽にペットボトルスキマー設置後

 

海水の透明度を比較すると明らかに透きとおってます。
くすみと黄ばみがとれてますね。

 

当面はペットボトルスキマーと換水で凌ごうと思います。

 

そろそろスキマーを決めないと(汗
気になるスキマーはいくつかあるんですけどね。
悩みますね~。

 

 

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9件のコメント

  • ムコタマ

    おはようございます!

    すごいっ!
    ちゃんとスキマーしてるし w
    ウッドストーンのきめ細かな泡も良い感じですね!

    見た感じだと、市販のナノスキマーと性能は遜色ない感じだし、
    しかもお安い w

    ウッドストーンのメンテに目を瞑ればアリですね(^^

    • まき

      ムコタマさん、こんにちわ^^

      想像以上に汚れを取ってくれていますよ~。
      水が汚れているだけかもしれないですけどw

      ウッドストーンのメンテは必要ですが、
      サンプに入れてるから苔が生えない分楽かもです。
      作成にも1時間掛らなかったし、コスパは魅力ですね^^

      もうこれでいいんじゃないか?と囁く影の私がいますw

  • MASA

    おはようございます
    いやあ~あいかわらずの自作魂には、感服いたします
    もう少し微調整すれば完璧なスキマーになりそうですね。
    一つ思ったのが、スキマーの中の水がもっと循環してくれれば、能力あがりそうな気がします
    まあここまでできたら市販品のあの値段の意味がなくなってしまいますけどもw
    サンプの大きさもあるのでスキマー選びは、みなさん悩んでるみたいですね。
    うちは、オフじゃないので海道達磨ですけども、なかなかいい仕事してくれてます
    ただ掃除が大変でしてこれがなければいいスキマーなんですけどねえ
    いいスキマー見つかるといいですね

    • まき

      MASAさん、こんにちわ^^

      水の循環の悪さはエアーリフトの弱点ですね。
      本音をいえば、サンプを3層式にして、
      常に水位が一定になるスキマー室を作りたい感じです。

      ろ材を抜けた海水がスキマー室の下から上に流れてくる感じにすれば、
      処理能力は上がりそうですね。

      現状のエアーリフト式では、
      海道河童やマリンキープさんが出してるオリジナルスキマーが、
      処理能力だけで考えれば一番理にかなっている気がします。

      http://marine-keep.online-store.jp/i-shop/product.asp?cm_id=323453

      ホント、スキマー悩んでますよ。
      最低でもペットボトルスキマー以上の能力は持ってないと、
      個人的には納得いかなくなりそうですし^^ 

      • MASA

        こんばんわ
        いつも行ってる店の店員さんは、これおすすめしてました
        うちはOFじゃないので使ってみたことないので実際には、わかりませんがよく売り切れになるくらい物はいいとのことです
        参考になればくらいで見てみてください
        http://www.e-lss.jp/dst/reeflive/inspire.html

        • まき

          MASAさん、こんばんわ^^

          ReefLive Inspire ですね♪
          実は真っ先に候補に挙がったスキマーでした。

          ただ一番小さいのでもサイズ的に厳しいんですよ。
          サンプを丸ごと改造しないと入んないかもですw

          買うならベンチュリー式が良いんですけどね~^^

          • MASA

            こんばんわ
            なるほどサンプにはいらないのはきびしいですねえ。
            かなり選択肢がしぼられそう。。。
            見栄えは悪いですがうちと同じ達磨っていう手もありますよw
            ウッドストーンを掃除するっていう手間ないですしねw
            ただ達磨は、かなり重いので水槽への負担もあるのでそこが問題かな
            まあ色々悩んでるときが楽しいのでどんどん悩んでくださいね~

  • こんにちはです!

    自作スキマー凄い…!
    私も作ったことありましたが、ここまで取れませんでしたヨゴレw

    でも本当30cmOF水槽のサンプに入るスキマーってないですよね;
    私も泣く泣く海道河童つけてます;

    あ、上のMASAさんのコメントにもありましたが、
    海道達磨は本当掃除が大変ですwww
    それさえなければ最強なスキマーなんですけどねホント…。

    • まき

      めておさん、こんばんわ^^

      今回はサンプに入れたのが良かったんだと思います。
      ペットボトルは軽いので水槽内だとぐらぐらしちゃいそうですよね。
      水位を一定にすると割と仕事してくれてますよ。

      ですよねー。nanoスキマークラスならはいるんですけど。
      上を見ちゃうと色々考えちゃってw

      達磨は高評価のレビューが多いですけどメンテは大変なんですねぇ。
      インサンプで使うとちょっと厳しそうなんですが、
      外掛けだとガラスの強度がちょっと不安なんですよね。

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