ルチルスハーミットクラブは、
インドネシア近海に生息する小型ヤドカリだそうです。

オレンジ～赤色の体色で体長は最大でも2cmほど。
学名が決まる前はレッドヨコバサミと呼ばれていたそうな。

雑食性のヤドカリで何でもよく食べるらしく、
小型水槽の観賞用とクリーナーに向いている生体ということだったので、
30㎝キューブOFの立ち上げ初日から入海させてみました。

（海水魚　ヤドカリ）ルチルスハーミットクラブ（1匹）　北海道航空便要保温

家にきた子は貝殻の大きさが1.5cmほど。
ハサミと体が赤寄りのオレンジの個体でした。

チャームさんの販売ページの写真とまるっきり同じ感じですね。

袋の中でも活発に動いており、
水合わせ中もすごい勢いで歩き回るやんちゃ坊主でした＾＾

せかせか動き回って落ち着かない様子だったので、
メガバイトレッドS粒を眼の前に落としてみたら、
水合わせ中に20粒程をぺろりと完食して落ち着きましたよ(笑)

輸送前で餌を抜かれていたのかな？
お腹がすいていたようです。

とりあえず粒餌を食べたので一安心。
ライブサンドだけの立ち上げですが餓死することは無いでしょう。

輸送用の海水と家の海水の比重が0.003ぐらい違っていたので、
入念に水合わせしてから水槽に投入しました。

↓↓↓　入海直後の様子です。

砂の上に落ちた途端に活動を始めました。
中の人はヤシガニみたいなフォルムですね＾＾

おまけで付いてきた宿替え用貝殻を早速チェックしてました。

初日は活発に動き回っていたのですが、
2日目以降はライブロックの陰にくっついて、
日中はじーっとしている事が多かったです。

臆病な性格で隠れキャラとは聞いていましたが、
まさかこれほどとは・・・。

ライブロックの裏側にくっついていたりするので、
30㎝キューブ水槽でも見失いますｗ

でも夜中は活発に活動しているようで、
毎朝水槽を見るとルチルス君が動き回った跡が、
砂の上にくっきりと残ってました。

・・・動き回り過ぎだろｗ
この子は夜行性みたいです。

このまま深夜にだけ活動する隠れキャラになるのかなー？
と思っていたら、1週間後に脱皮しました。

甲殻類は水質が変化した直後に脱皮をする事が多いんですが、
一度脱皮した後に元気に活動するようになると、
あー、水質に順応してくれたんだなぁ、と勝手に思ってます＾＾

脱皮後に宿替え用の貝殻を入れてみたら、
すんなり宿替えしてくれました。

脱皮後は体色もより赤く鮮やかになりましたね♪

実はこの貝殻、
初代ホワイトブルーレッグハーミットクラブが
入っていた貝殻なんですよね。

・・・ね？　貝殻の模様が全く同じでしょ＾＾

体のサイズが近い小型ヤドカリ同士、
気に入る貝殻の形は似てるのかもしれませんね。

脱皮と宿替えを済ませたルチルスハーミットクラブは、
日中も活動するようになりました。

基本はライブロックにつかまってますけど、
水流を止めてからスポイトで粒餌を撒くと、
餌の匂いに反応して慌てて食べに来ます。

基本的には臆病な性格で隠れキャラ。

入海当初は、
夜中に活動する事が多かったルチルスハーミットクラブですが、
水槽に慣れれば昼間も活動するようになるようです。

「お前の貝殻、ちょっと見せてみ？」

とヤサガタ君の貝殻の品定めをするルチルスハーミット。

貝殻を見ると間取りチェックをしたがるのはヤドカリの習性でしょうか＾＾

掃除能力は高いか？と聞かれると小さすぎて微妙ですが
メガバイトレッドS粒20粒程度をぺろりと食べるぐらいの食欲は有るようです。
個体によってはハネモも食べるそうですよ。

大きな水槽では隠れキャラになるかもしれませんが、
発見できた時にはちょっぴり嬉しい気持ちになれるかも＾＾

性格は穏やかで他種に干渉する事は殆ど有りませんし、
餌付けも容易で何でも良く食べるそうなので、
小型水槽のマスコットに良いヤドカリかもしれませんね。

（海水魚　ヤドカリ）ルチルスハーミットクラブ（1匹）　北海道航空便要保温

ライブロックにつかまってじーっとしていたかと思うと、
急にあたふたと動き回る様子が妙にツボですｗ

個人的にはこういう温和なヤドカリの方が好きですねー＾＾