クリスタルエリート20UVリゾートを装着しました。
立ち上げから使っていた、
クリスタルエリート20UVマリンが故障してしまったためです.
このLED、クリスタルエリート20UVマリンと同時に
リビルト品で購入しておいたんですよね。
お安かったし何かあった時に代替品として使えるかも?と。
こんなに早く使うことになるとは思いませんでしたが(汗
一時的な代替品ではありますし販売終了している商品ですが、
せっかく使ってみたので、
装着してみた感想と使用感のレビューを残しておこうと思います。
リビルト品ということもありLED基盤の状態はこんな感じでした。
UVマリンの方は新品?と思うほどに綺麗でしたが、
UVリゾートの方は基盤に焼けがありました。
リビルト中古品として考えた方が良さそうですね。
uvリゾートのLED素子構成はこんな感じ。
※公式販売サイトより一部引用
・Neutral White 4000K × 2
・White 6500K × 2
・Blue 470nm × 3
・Deep Blue 450nm × 3
・UV (Ultra Violet, Blue Violet) 420nm × 2
の全12LED構成 20w です。
LED素子の呼び方は若干違いますけど、
バイオレット、ブルー、ロイヤルブルー、クールホワイト、
ウォームホワイトを搭載したled照明ですね。
ものすごく乱暴な例えをするなら、
uv搭載の青白LEDモデル、といった感じでしょうか?
ちなみに公称スペクトルは公開されていないようです。
光量は十分ですし汎用性が高そうな所が気に入ったので
予備用にゲットしておきました。
取り付けてみた感想ですが、
思っていたより白系が強めの照明でした。
↓↓↓ クリスタルエリート20uvリゾートの色味
青系6に対して白系4、uv2という構成のLEDですが、
肉眼で見るとかなり白が強めに出ていて、
揺れた水面に光が反射してキラキラ輝いている感じです。
名前の通り南国の浅場の海の底って感じですね^^
今まで使っていたUVマリンはこんな感じ。
↓↓↓ クリスタルエリート20uvマリンの色味
uvマリンは青白uv系素子以外にもシアンやグリーンを搭載しているので、
少し独特な色味でやや深場の海の底って感じでした。
uvマリンを使った時には、
近くで水槽を眺めていると眩しくて仕方がなかったですが、
uvリゾートは明るいものの、ムスカになるほどの眩しさは感じませんでした。
uvマリンでは水槽周囲に漏れてくる光の眩しさに耐えかねて
別売りの照射角30℃集光レンズを使っていたんですけど、
UVリゾートはそこまでの眩しさを感じなかったんですよね。
水槽の外に光は漏れているんですけど、
UVマリンほど目が拒否する感じじゃなかったので、
照射角80℃のノーマルレンズのまま使うことにしました。
同メーカー同ワット数のLEDなのに眩しさの感じ方が異なるのは、
青白素子を主体としたledと、
シアン、グリーンの素子を搭載したledの違いなんでしょうかね~?
・・・さて、初見の感想はこのぐらいで。
照明を変えて一番気になるのは、
各種サンゴの発色・発光の変化や蛍光タンパクの反応ですよね?
UVリゾートに対するサンゴの蛍光色の反応を順番に見ていきましょう。
全体的にみて蛍光グリーンと蛍光ブルーの発色は、
非常によく出ていたと思います。
蛍光グリーンは波長の守備範囲が広いと聞きますが本当ですね。
真上からの写真です。
肉眼で見た色味は全く再現できていませんが、
白系強めのUVリゾート下でも蛍光グリーンは鮮烈に発色してました。
メイン水槽から移したボタンポリプの色揚がりがすごいなぁ(汗
このボタンポリプ、元はこんな色だったんですよ。
親株はこんなに地味なカラーだったのに、
クリスタルエリートUVマリンで半年飼育していたら
ものすごい蛍光グリーンに色揚がりしました。
同じ個体とは思えません。
イエローに傾きつつあるフルグリーンの所々にオレンジも乗ってきています。
まだ変革の途中だったのかな?
USAブリードのナックラーグリーン、は言い過ぎでしょうが、
ニュークリアデスみたいなカラーになってきてますね。
・・・色変わりすぎでしょ(汗
LED照明の波長と個体との相性って大事ですねぇ。
蛍光グリーンに関してはUVマリンと
ほぼ同じ色彩を再現できていたと思います。
蛍光ブルーもいい感じに発色していますね。
照明直下にあるのでいい写真は撮れなかったですが、
肉眼で見ると吸い込まれるような濃厚ブルーに発色していました。
UVリゾートの方が白系の照明のせいか、
蛍光ブルーは綺麗に映えていましたね。
蛍光ブルーって確かUV域の波長に反応するんでしたっけ?
ブルーの奥にはバイオレットらしき蛍光色も見えてますし、
エッジの蛍光グリーンも際立ってきました。
このマメスナ、小さいのに非常に目立つのでお気に入りです。
あと白系が強い照明に換えてわかったことなんですが、
ベージュ系ヤワタコアシカタトサカが、蛍光色に変わりつつありました。
ポリプはまだベージュですが、茎部分がグリーン(ブルー?)に揚がってきてます。
このままUVマリンで飼育を続けていたら、フル蛍光色の個体になっていたかも。
UVリゾートでも変化していけるのかは?謎ですが。
蛍光反応は出ているからいけるのかなぁ?
ここまではUVリゾートに変えて分かった部分や良かった部分で、
ここからが微妙な所です。
まずは蛍光イエロー。
UVマリン下では蛍光イエローというか、
アンバーゴールドっぽく発光していたマメスナでしたが、
UVリゾート下ではこんな感じ。
非常にこ汚い印象になってしまいました。
写真では多少の発光反応が見られるものの、
肉眼で見ると、ほぼほぼ茶色の地味~なマメスナに見えます(汗
さらに深刻なのが蛍光ピンク系。
UVマリン下ではこんなに綺麗な発色だったのに
UVリゾート下ではこんな色になっています。
マウスのブルーとグリーンイエローの発色は見えるものの、
ポリプ全体にべったり乗っていた蛍光ピンクの反応がほぼ消滅しています(汗
写真では割と拾っていますが、肉眼で見ると殆ど発光していません。
もしショップで売られていたら、
色彩名にも発色にも納得いかなかったでしょうね。
「蛍光イエロー? 蛍光ピンク? ・・・これが?」
と思って買わなかっただろうなぁ、と思います。
同じ水質、同じカメラと撮影条件、
同じメーカー、同じワット数のLEDにもかかわらず、
白飛びしているだけでは片付けられないこの発色の差異は、
特定の波長に反応して発光する蛍光タンパクは確かに存在する
ということなんでしょうね。
UVマリンとUVリゾートのLED素子構成を比較してみました。
クリスタルエリート20UVマリンのLED素子構成
・UV 420nm × 2
・Deep Blue 450nm × 3
・Blue 470nm × 3
・Cyan 500nm × 2
・Green530nm × 1
・white 4000K × 1
クリスタルエリート20UVリゾートのLED素子構成
・UV 420nm × 2
・Deep Blue 450nm × 3
・Blue 470nm × 3
・White 6500K × 2
・Neutral White 4000K × 2
UVマリンにあってUVリゾートにないLED素子は、
シアン(500nm)とグリーン(530nm)ですね。
サンゴの発色が異なる原因はここら辺にありそうな気がします。
そういえば480~500nm近辺の波長に反応して発光する
レッド、オレンジ系の蛍光タンパクが存在するって
どこかで読んだような気がしますねぇ(ソースは忘れました)。
家のマメスナ蛍光ピンクはこれに近い蛍光タンパクを持ってるんでしょうか?
じゃぁ蛍光イエローは? いずれにしても興味深いです。
クリスタルエリート20UVリゾート下での、
サンゴの蛍光色の見え方や色の変化を簡単にまとめておきます。
蛍光グリーン → 良く発色・発光して映える
蛍光ブルー → 良く発色・発光して映える
蛍光イエロー → 殆ど発色・発光せずほぼ褐色化
蛍光ピンク → やや発光するが見る影もない
蛍光オレンジ → やや発光するも目立たず
という感じでしたね。
サンゴの蛍光色の維持といえばUV域の波長を連想しがちですし、
UVに反応して発光する蛍光タンパクは確かに幅広いようです。
でもより突き詰めていくと、
各蛍光色、蛍光タンパクごとに、
強く反応して発光する波長は異なるようですね。
青白系にUV420nmを追加したUVリゾートだけでは、
サンゴの維持はできるけど、
蛍光色の維持や色揚げが難しい個体もありそうです。
イエロー、ピンク、レッド、オレンジなどの蛍光色を持ったサンゴの場合には、
各個体が好む波長域をスポットLEDなどで補完してあげる必要があるかもしれません。
サンゴの発色だけで見るとうーん、と感じる部分もあった
クリスタルエリートUVリゾートですが、良い部分もありましたよ。
海水魚の模様はめちゃくちゃ映えます^^
メスの発色の良さが良く分かりますねぇ。
私がマンダリン(ニシキテグリ)ではなく、
スポッテッドマンダリンを飼育しているのは、
30cmキューブにペア飼育するにはニシキテグリはサイズ的に厳しいかな?
と思う部分があるからなんですけど、
濃い目のブルーLEDだとニシキテグリの模様があまり映えない
っていうのもあるんですよね。
白系のLED下だったら
ニシキテグリ独特のサイケデリックな模様も映えそうですね♪
光量的には小型水槽には十分なので、
カクレクマノミ×ハタゴイソギンチャク水槽などにも良さそうな気がします。
見た目にも爽やかなイメージの水槽になりそうかも。
とはいえ、短期間使用しただけの感想なので悪しからず。
長期的に使ってみないと見えてこない他の視点もあるでしょうし、
また別の感想が出てくるかもしれませんから。
以上、既に販売終了している商品ですが、
クリスタルエリートUVリゾートの使用感でした <m(__)m>
こんばんわ
もう一つあったんですね。とりあえずしのげそうでなによりです
色合いで確かに見える感じが、かなり変わりますね
最近見たLEDでは、BB450だったかな?そんな名前のLEDが青くて蛍光色には、とても綺麗でした
うちも蛍光灯やLEDEで色味を変えていろいろしましたけど、青色系統で今は落ち着いています
白色系で明るいと珊瑚が茶色っぽく変色してきちゃうんですよね。
サンゴ本体には、光合成ができてとてもいいかもなんですけど、観賞するものですからやはり蛍光色がいいですよね
そうそう昨日、コハナガタとブレインとウチウラタコアシ買ってきました
この子たちもやはり青色系の光がとても綺麗に見えます
お互い綺麗な珊瑚目指して頑張りましょう
MASAさん、こんばんわ^^
緊急時用にと思って買っておいて良かったです。
BB450、良く知らなかったので調べてみたら
深場系に特化した蛍光管なんですね。
柔らかそうな光で蛍光色も映えて良さそうですね~。
白系も光の質によっては上手く維持できるんでしょうけど、
サンゴの蛍光色を楽しみたいならやっぱり青系強めがよいですね。
LPSなどは特に^^
おはようございます!
リゾートの方はシアンが入ってくると色合いも変わってきそうですね。
打ち替えはさほど面倒じゃないんですけどLEDの調達が難しいですからねぇ・・・・。
3wくらいのスポットを追加してみるとかはどうです? 60センチで水面から30センチほど離して照射してますが、意外と見た目が変わりましたよ〜
ムコタマさん、こんばんわ^^
ですねー、これをメインに使うなら、
飼ってる生体的にシアンとブルー系を足したいですね。
多分、メインと補助スポットの形に落ち着くと思うんですが、
3Wクラスの小型スポットだと
市販品ではシアン搭載モデルはほぼ皆無なんですよねぇ。
バイタルウェーブの3Wもなくなっちゃったし。
カスタムオーダーか自作するしかなさそうですね。
こんばんはです!
UVリゾートもいいですよね♪
この色合い、私は好きです(*´ω`)
しかし、まさかのベージュ色のサンゴが蛍光色に…。
やっぱり光の波長によって色揚げっていうのはあるんですねえ…。
我が家のノーマルウミキノコも蛍光にならないかな…w
めておさん、こんにちわ^^
白系も試してみると雰囲気変わって良いですね♪
元々グリーンの素養はある個体でしたが、
照明と環境で大化けしました。
茶色の褐虫藻どこ行ったんだろ?って感じです。
照明と水質と同居させてるサンゴの種類で
色が変化することはあると思います。
同じタンクに入れてるなら可能性はあるかもですよ~?
フルベージュだったトサカも蛍光色になってきてますから。