小型水流ポンプを設置してみました。
30cmキューブ水槽に使えそうな水流ポンプと言えば、
コラリアナノ、カミハタRIO、マキシジェット等でしょうか?
コラリアナノ900は人気みたいで、
小型水槽に使われている方が多いみたいですね。
コンパクトだしパワーもあるし見た目もいいし。
人気の理由が分かる気がします^^
いずれ水流ポンプを取りつけるならやっぱこれかなー?
と私も前から考えていたんですが、いざ購入するとなると、
ちょっと気になる部分が出てきちゃいました。
何かというと流量の強さなんですよ。
コラリアナノ900の流量は900L/h。
それに対してメインポンプのエーハイム2011は、
50Hz:250リットル/h 60Hz:300リットル/h。
メインポンプの流量に対して実に3倍の流量。
強い水流が必要なサンゴを飼育するなら
これぐらいの流量があった方がいい様な気もするんですが、
ちょっと流量が強すぎる気がします。
個人的な好みの問題かもしれませんが、
見ていてせわしない水槽にしたくないなぁ、
という希望がありまして^^
強い水流に逆らってせわしなく泳ぐ魚たちを見るより、
ゆるーい水流の中でまったり自由に泳いでいる魚たちを見る方が
癒される気がするんですよね。
ぶっちゃけカクレクマノミだけなら、
エーハイム2211の水流だけでも十分な気がしますし。
ゆるーい水流の中で、
ふわふわ漂いながら体をくねらせて泳いでいる姿を見ていると、
なんとも癒されますからねぇ^^
・・・んー(-“-)
コラリアナノ900に流量調整機能が付いていれば、
間違いなく即買いだったんですが。
ハイドールさんの水流ポンプは、
ポンプコントローラーで調整するのが基本なのかしら?
・・・という訳で、コラリアナノ900はひとまず保留。
ゆる~い見た目のなごみ系水槽を目指す為に、
流量調整機能が付いている小型水流ポンプから試してみる事にしました。
そこで白羽の矢が立ったのがこれ。
エーハイムのコンパクトポンプ300。
エーハイム水中ポンプで最も小さく、流量調整機能も付いています。
50Hz 130~260リットル/h
60Hz 160~300リットル/h
コラリアナノの900リットル/hと比べると相当緩やかですね。
で、早速ぽちり、届いたので開封してみました。
中身は取扱説明書と本体とキスゴム2個。
本体サイズは想像より小さくて5cm×3cm×5cmぐらいでした。
ちなみに流量調整機能はこんな感じ。
流量を上げたければプラスの方に、
下げたければマイナスの方にレバーを動かす感じですね^^
バケツに真水を入れてポンプを動かしてみたところ、
流量はレバー調整で結構変わります。
130~260L/hで調整可能ということですけど、
ほぼスペック通りの流量調整が可能だと思われます。
後、他の方のレビューにあった通り、
初回起動時には水面に油膜の様な物が出ました。
水槽に入れる前に水洗いと試運転をしておいた方がよいですね。
試運転が終わり、使い勝手も分かったので水槽に取りつけてみました。
水槽右上奥のマメスキマーの近くに設置。
そのままの状態で運転してみたんですが、
反対側の壁にあるスポンジプレフィルターの汚れを巻き上げてしまったので、
12mm/16mmのホースを小さく斜めに切って吐出口に取り付けました。
取りつけ後の水槽の全体像はこんな感じ。
水中ポンプはそれなりに目立ちますが許容範囲内です。
水面を一度揺らした後に、
右上奥から左手前に向かって流れるように
ホースの向きを斜め上に調整してみました^^
以下、設置前と設置後の水流の比較です。
エーハイムコンパクトポンプ設置前の水流
設置前はシャワーパイプからの水流が下に落ち込み、
ライブロック回りを時計回りでぐるっと回っていました。
エーハイムコンパクトポンプ設置後の水流
シャワーパイプからの水流に対して、
エーハイムコンパクトポンプ300の水流が、
水槽左手前でぶつかるようになりました。
これで少しは水流がランダムになったでしょうか^^?
ちなみに流量は最小限に調整してあります。
生体の様子を見て調整していこうとおもいます。
この状態で暫く回して様子を見てみると、
マメスナのポリプの開きが全然変わってきました。
日に日に開きが悪くなっていたんですが、
あっという間に8分咲きぐらいになりました。
ウミキノコの2次ポリプも少し開き始めています。
・・・2次ポリプはずっと開いていなかったんですが(汗。。
ゆるい水流が1本加わっただけでこんなに違うとは思わなかった。
ソフトコーラルにもランダムな水流は必要みたいですね。
そしてカクレクマノミ達も、、
何だか気持ちが良さそうです^^
急に強くなった水流に戸惑っていましたが、
暫くすると慣れてきたのか水流に乗って泳ぎ始めました。
ウミキノコの周辺が居心地がよいようで、
そのあたりを行ったり来たりしています。
揺らめくポリプが気になったのか、
イワさんがウミキノコにヒレタッチしたのも確認。
イソギンチャクを入れたら入ってくれるかもって思いました^^
一つだけ気になったのは、
給餌後のポンプ再起動時にカクレクマノミが
びくっと怯えることぐらいです。
再起動後はヒレを閉じて暫くおどおどしてます。
人間の耳には聞こえないんですけど、
水中には何らかの不快な音が聞こえているようです。
間欠運転には向いていないっぽいですね。
それ以外は音も静かで、
水面の油膜も綺麗に消えて、
水流も複雑になって言うことなしって感じです♪
水流を水面に当てたことで
照明がゆらゆら揺れるようになって見た目も綺麗に。
自然の状態に少し近づいた気がします^^
バケツで人工海水を溶かす時にも使えるし、
水換えの時に揚水ポンプとしても使えるし、
1台持っておくと何かと便利で重宝しそうですね~。
エーハイムのコンパクトポンプ中々便利ですね。
故障に備えてもう1台買っておこうと思います^^
■追記
エーハイムコンパクトポンプは販売終了となり、
後継型のエーハイムコンパクトオンシリーズが販売開始されました。