小型水中ポンプを探してみました。
リフジウムとして機能させるには流量が心もとないので、
サテライトに接続できる小型水中ポンプがないかと検索してみると、
色々な方法を試されている方が沢山いらっしゃいました。
考える事は皆さん同じみたいですね^^
水中ポンプの候補はいくつか見つかりましたが、
30cmキューブはただでさえ小さい水槽なので、
機材を目立たせずにすっきり設置したい。
そして海藻や微生物に優しい、
程よい流量(強すぎず弱すぎず)を確保したい。
・・・となると選択肢は狭まってきます。
この2つの条件を満たせそうな水中ポンプとして、
1つ目の候補に挙がったのはコチラでした。
テトラAT-20の交換用水中ポンプ。
AT-20水中ポンプのスペックは
●定格消費電力:2.2/1.9W
●流量:150L/170L/時
東日本では毎分2.5L、
西日本では毎分2.8Lという計算になります。
サテライトの総水量は、
Sが0.7L、ノーマルが1.2L、Lが2.0Lですので、
流量的には十分、というかむしろ強すぎるぐらいですね。
サテライトSでは1分間に3回転以上してしまう計算です。
このポンプは、
サブタンクのクーラー循環に使っていたので、
サテライトに接続出来るか試してみました^^
写真は撮り忘れてしまったんですけど、
AT-20の水中ポンプはサテライトに、
非常にシンプルな方法で取り付け可能です。
サテライトのL字パイプに直接接続する場合は
テトラの「外径12mm・内径8mmホース」がジャストフィットでした。
ポンプの排出口はかなりきつくて強引に押しこんだ感じでしたが、
むしろ外れたり落ちたりしなくていいんじゃないかと。
透明なストレートパイプに接続したい場合には、
エーハイムの「外径16mm・内径12mmホース」がジャストフィットですね。
外掛けフィルター用の水中ポンプなのでポンプが縦向きでコンパクト。
水槽内もすっきりします。
・・・ただ、流量は結構強めでじゃぶじゃぶ流れてます。
家の様にサテライトSで使うと普通に洗濯機になりますねぇ。
サテライトLぐらいなら程よいのかもしれません。
サテライトにAT-20を接続した様子についてもっと詳しく知りたい方は、
で検索してみてください。
先輩アクアリストの方々の創意工夫が参考になります^^
次に候補に挙がった水中ポンプはコチラです。
ニッソーアクリルタンク、アクリルタンクミニ専用水中ポンプ。
この水中ポンプのスペックは
●定格消費電力:約2.2/1.7W(50/60Hz)
●流量:0.4~1.6L/0.5~1.8L/分(50/60Hz)
流量調節機能も付いていますし、
サテライトに接続するにはちょうど良さげな流量^^
私はアクリルタンクをサブ水槽で使っているので、
ポンプ故障時の交換用ストックにもなります。
そんなわけで試しにぽちってみました。
アクリルタンクミニ専用水中ポンプセットの中身はこんな感じ。
水中ポンプ、専用のホース、ホースコネクタ、L字コネクタ、
が1つずつ入っていました。
サテライトに接続して使ってみた感想ですけど、、
コレ、中々いいですね~^^
サテライトのL字パイプに接続する場合はこんな感じ。
アクリルタンク専用水中ポンプに付属しているL字コネクタと、
サテライトのL字パイプを、
テトラの「外径12mm・内径8mmホース」で簡単に接続する事が可能です。
実際の流量がどんな感じになるのか、
水を入れたプラケースにサテライトを設置してシミュレーション。
↓↓↓ その様子を動画に撮ってみました。
シミュレーションに使っているのはサテライトスリムS。
水中ポンプの流量は最小に絞ってあります。
水中ポンプ本体の厚みの関係で、
サテライトと同じ壁面にポンプを設置する事は出来ませんでしたが、
動画の様に水槽の角で2面を使えば設置可能ですね。
流量は程よいか若干強めな感じですが、
このぐらいなら細かい工夫で弱める事が可能だと思われます。
ただ、L字パイプの吐出口で空気を巻き込むので
ぼこぼこ音が非常にうるさい感じになってしまいました^^
設置場所によっては耐えられない騒音レベルかもw
そこでもっとシンプルに考えてみる事に。
アクリルタンク専用水中ポンプに付いてきたL字アダプタをポンプ本体に接続し、
付属ホースの先にはアクリルタンクを購入した時の付属パーツで余っていた、
L字アダプタを装着してみました。
(水中ポンプセットにはL字アダプタは1つしか付属していません)
これをサテライトに設置してみるとぴったりハマりました^^
↓↓↓ 稼働している様子の動画です
ホースがしなるのでサテライトと同じ壁に水中ポンプを設置可能です。
シンプルですっきりした見た目に♪
L字コネクタを下に向けると吐出口が水中になるので、
空気の巻き込み音が無くなってほぼ無音になりました。
寝室においても気にならないレベルだと思います。
・・・これは中々いいんじゃないでしょうか?
専用にあつらえたかのようです。
しかし水中ポンプのホースとサテライトの接続部分は、
純正L字パイプ用の溝にはめ込んだだけなので、
何らかの方法で固定しておいた方が良いかもしれません。
もしここが外れたら水が噴水の様に溢れて大惨事に(汗
流量調節が可能なのでサテライトLにも対応可能でしょうね。
これぐらいの流量を確保できれば普通に魚を飼育出来るかも?。
ただ、この水中ポンプは「淡水専用」という触れ込みなので、
海水に利用するのは大丈夫なんだろうか?と今更ながらに気になって、
ニッソーさんに直接電話して聞いてみました。
結論としては「このポンプは海水に使っても問題ない」との回答でした。
確かにサブで使っているアクリルタンクは、
海水で立ち上げてから10カ月ぐらい連続稼働していますが、
特に問題は起きていません。
もちろん、本来の用途とは異なった使い方なので、
何が起きても自己責任な事には変わりありませんが。
ポンプを横向きで使うことで耐久度がどうなるのかは、
実際に使ってみないと分かりませんしね。
ちなみにL字アダプタの先に、
アクリルタンク用のシャワーパイプを接続する事も可能です。
こちらもアクリルタンクの付属パーツからの流用品です。
水中ポンプセットには付属していませんが、
サテライト内の水流を弱めたり、流れの向きを調整するのに使えそうですね。
サテライトに接続できる水中ポンプは他にも沢山あるみたいですし、
全てのポンプを試したわけではないのでベストチョイスかどうかは分かりませんが、
・・・うん、これは中々いいんじゃないかな?
この水中ポンプを使う方向で、
サテライトのリフジウム化を進めてみようかと思います。
PS、
そもそもサテライトは、
産卵、稚魚育成を目的とした隔離ケースなので、
それ以外の用途に使う以上、全面的に自己責任です。
一時隔離、産卵、稚魚育成目的の商品なので、
水量が強すぎたら卵や稚魚が流れたり弱ったりしてしまい、
目的特化型商品としてむしろ駄目でしょうし。
水中ポンプを接続して流量を増やそうとか、
常設して年中使えないかな?といった考え方は、
商品販売元のスドーさんからしてみれば邪道なのでしょうね。
スドーさんが専用ポンプを出してくれれば解決するんですけど、
多くのアクアリストさんが求めているのに未だに出してない所を考えると、
今後もまず出ないと考えた方が良いのかな?
もう少し多目的用途に使える、
水中ポンプ式(流量調整付き)の外掛け隔離ケースが商品化されてくれれば、
自作や改造なんてしなくてすむんですけどねー。
いずれにせよ、
商品本来の用途と違う使い方をする場合は、
何が起きても自己責任の範疇ですのであしからず m(__)m
こんにちは~!
アクリルタンクミニのポンプを使う方法何てあったんですね!
エアーポンプでしか使えない…と思っていましたが、これならいろいろ夢が広がりそうですね♪
サテライトLに他の子と一緒に出来ない小さいお魚やエビ等を飼うのも楽しいかもですね(´ω`**)
めておさん、こんばんわ。
ですねー、本当は純正で使うのが一番なんでしょうけど
水中ポンプも静かで中々いい感じですよ♪
サテライトは立ちあがった水槽にひっかけるだけで
直ぐ使えるのがいいですね^^
はじめまして。
テトラのマイクロフィルターなんてどうですか?
流量は約66/78L/時、アタッチメント付きで、エアチューブへの接続が可能ですよ。
ふくたろうさん、はじめまして^^
テトラのマイクロフィルターも良さそうですよね。
水中ポンプを探している時に
コトブキのミニボックスのポンプと比較して迷ってました。
エアチューブへ接続出来るのはいいですよね♪