30cmキューブハイ水槽に設置して2週間使ってみたので、
開封・設置・使用感のレビューをまとめておきます。
前機種のZC-100と新型のZC-100α、
どちらのクーラーにするか散々悩みましたが、
新型アルファに決定しました^^
購入先はいつものようにチャームさんです。
購入価格も旧型とさほど変わらなかったですし、
冷却効率向上による電気代(ランニングコスト)の安さと、
センサー系の強化と新機能の充実に惹かれたのが決め手です。
ゼンスイ ZC-100α(アルファ)を開封してみた
早速開封してみました。
箱の中身はZC-100アルファ本体と取扱説明書だけでした。
チラー式クーラーの中では最小クラスのZC-100αですが、
第一印象は「やはり大きいな~」でしたね^^
ZC-100αの本体サイズは、
幅19.6×奥行き32×高さ35.8cm(ユニオン・ソケットを含めた高さ)。
見た感じの存在感は、
ペルチェ式のクールタワーCR-2NEW 4個分ぐらいかな?
奥行きがあるので30cmキューブ専用水槽台内に収めるのは無理ですね。
温度コントロールパネルと各種センサーの表示部分です。
クーラー、ヒーターの稼働状態を表示するランプの他に、
ZC-αシリーズで新たに実装された、
2時間以上連続運転された際に異常を警告するオーバータイムランプと、
稼働累積時間が200時間を超えた際に光るクリーニングランプが付いています。
ホース接続部分です。
IN、OUT表示があるので配管を間違える事はないですね。
12/16ホースが接続できるユニオンとガスケットが付属しています。
取り外し可能な前面吸気のフィルター部分です。
この荒さのフィルターって意味があるんだろうか?
コンセント及びヒーター接続部分です。
ゼンスイクーラーはヒーターの温度制御も出来るんですよね。
冬は取り外す予定なので私は使わないかも。
横から見た状態です。
ZC-100は前面吸気の後方排気が基本ですが、
側面にも換気用のスリットが空いています。
後方から見た状態です。
コンプレッサーが丸見えですね。ここから排気が出ます。
ゼンスイ ZC-100α(アルファ) 試運転をしてみました
本水槽に設置する前に、
水回しと異物の除去も兼ねて試運転をしてみました。
バケツに6Lの真水を入れてエーハイムコンパクトポンプ300と接続。
35.5度の水が25度に下がるまでの時間を計測してみました。
運転開始から10分後には5℃下がっていました。
22分後には25度まで下がって運転停止しました。
6Lとはいえ10.5度水温を下げるのに22分しか掛らないとは。
流石はチラー式クーラー、スゴイ冷却能力です(汗
ちなみに異物や油などが浮いてくる事はありませんでした^^
ゼンスイ ZC-100α(アルファ)設置と使用感のレビュー
試運転も終わったので水槽に設置しました。
昨年同様、30cmキューブ専用水槽台の横に設置しました。
この為に殺菌灯を水槽台に収納したんですよね^^
それではここからは、
2週間使ってみて感じた使用感のレビューです。
温度制御・冷却能力はどうか?
温度制御と冷却能力については、
正直、殆どケチを付ける部分がありませんでした。
ZC-100αの温度設定は0.1℃単位で可能ですし、
コンプレッサー制御は0.5℃前後。
例)25度に設定した場合のクーラーの挙動
数分後にクーラーが稼働して冷却開始。
10分ほどの運転時間で25℃まで冷却が完了して、
設定温度になるとピタッと運転が停止します。
温度制御で唯一気になったのは、
クーラーが停止した後、設定温度-0.1~0.2℃ぐらいまで、
表示温度が下がることです。
25度設定の場合24.8℃位まで下がる事もあります。
オーバースペックのクーラーなので、
停止後も余波で温度が下がっているのかと思ったのですけど、
別に設定してある温度計でチェックしてみると、
そちらは25度で止まっているんですよね~。
・・・なんなのでしょうね、これ?
温度センサーの取り付け位置の関係でしょうか?
小型化して色々な装置が密集しているから仕方ないのかな。
クーラー停止から10分もすれば25度の表示に戻るので、
それほど気にする事ではないのかもしれませんが。
運転停止直後の温度計はあまりあてにしない方が良いかもです。
100リットル対応のZC-100αを、
30リットルの水槽に使っている事もありますが安定感は抜群。
0.1℃単位の細かい温度設定が可能で、
1日の温度誤差は0.5℃前後に抑えられる。
運転時間は1回につき10分前後で、
今の時期は1~2時間に1度稼働するぐらいです。
これなら生体にも優しいですし、
相当電気代を節約できるんじゃないでしょうか?
冷却能力、温度制御能力については素晴らしいの一言でした^^
運転時の騒音は?
ペルチェ式クーラーと違い、
空冷ファンとコンプレッサーの2つの音が混じった音がしますが、
ZC-100αの稼働音はかなり静かです。
空冷ファンのみのCR-2NEWと比較しても半分ぐらいの音しかしませんね。
温度が変わった時にチッという小さな音や、
運転後のコンプレッサーからチリっという音がする時もありますが、
それ以外は非常に静かです。
何より運転時間が短いので不快感が圧倒的に少ないです^^
流石は静音性の高さで定評のあるZCシリーズ、という印象でした。
運転時の排熱は?
クーラー稼働時に手をかざしてみると、
後方排気と側面スリットから、なま暖かい風が吹いてきます。
運転時の排熱はそれなりにありますが、
稼働時間が少ないので室内の温度を急上昇させるほどではありません。
よほど高熱になる場所や密閉空間に設置しない限りは、
運転に支障が出る事はまずないと思います。
流量低下は起きるか?
クーラー設置に伴う流量低下は起こりました。
問題になるほどではありませんが
テトラクールタワーCR-2NEWを設置した際より、
少し流量が低下したかな?と感じました。
ZCシリーズに搭載されている高性能2重構造小型熱交換機が、
抵抗になっているんだと思います。
流水をスパイラル状に流すことで冷却効率をUPさせ、
コンプレッサーの小型化を実現させる為の技術のようですが、
その分流量は落ちると考えた方が良さそうです。
・・・しかし流量低下の最大の原因はホース接続部分にある気が。
500以上のクラスには標準装備されているLソケットですが、
ZC-100、ZC-200には標準装備されていません。
メンテを考えてダブルタップを近い所に付けましたが、
これは失敗だった気がしています。
測ってみたらIN側のホースの高さが60cmぐらいになっていました(汗
外部フィルターから60cmの高さまで水を引き上げた後に、
クーラーに落としこみ、そこからもう一度水槽まで引き上げているので、
ここでかなりの流量をロスしている気がしますね。
IN側のダブルタップの位置を考えて高低差を無くせば良かったかな?
私は市販のL字アダプタを買ってきて、
IN側の配管をやりなおそうと考えています。
ちょっとしたことですけど、
これだけでもかなり流量が復活するのではないかと。
敢えてデメリットをあげるなら?
その1、本体がでかい
クーラー性能には文句のつけようがないのですが、
やはり本体が大きいことです。
30cmキューブ水槽と同じぐらいの存在感がありますねw
本体サイズだけで比較するのなら、
ゼンスイにはZR-miniという小型クーラーもありますが、
ZR-miniの本体サイズは幅21.5×奥行26.5×高さ40.5cm。
ZR-miniは温度設定が1℃単位でしかできず、
適合ポンプの流量も毎分10L以上だったので見送りました。
サイズはコンパクトで素晴らしいのですが・・。
小型水槽×チラー式クーラーだと、
冷却能力にはまず問題ないと思うんですけど、
ZRシリーズはコンプレッサー制御も1℃単位らしいのがちょっと(汗。
水量が多ければ1℃単位でも問題ないのでしょうけど、
30L以下クラスだと10分ぐらいで1度下がっちゃうんじゃないかな?
1度単位の急激な温度変動が頻繁に起こると
生体にはちょっと厳しいかなーと思います。
そういう意味では本体サイズが小さくて、
ゆっくりまったり温度を下げてくれるペルチェ式も、
小型水槽用のクーラーとしての選択肢はありなんですよね。
温度設定が0.1℃単位、コンプレッサー制御も0.5℃のZCシリーズで、
コンパクトなZC-50クラスあたりをリリースしてほしいですねぇ^^
小型水槽用クーラーのシェアを独占出来ると思うんですが、
ゼンスイさん、検討してくれないでしょうか?
出たらほぼ確実に買う見込客がここに一人いますのでw
その2、各種センサーランプの位置が見づらい
クーラーを床に直置きすると、
各種センサーが床から5cmぐらいの位置にあるので
非常に見づらいです。
自販機の下に落ちた小銭を探すぐらいの低姿勢にならないと、
センサーランプが付いているのかどうかの確認が出来ません(汗
最初はクーラーランプが付いているのが見えなくて初期不良かと。
真横から見てみて、ようやく付いてるのが分かりました。
斜め上からみた状態でも、
センサーランプが確認出来るようにして欲しかったです。
ゼンスイ ZC-100α(アルファ)の使用感 総括レビュー
前述したデメリットを除けば、
ゼンスイ ZC-100α(アルファ)の使用感は非常に良いです。
初回ロットによる不具合も今の所は感じていませんし、
1日の温度変化を0.5℃前後に抑えられるのが素晴らしい。
設定水温を変更したい場合にも、
1日毎に0.1度変更する形でじわじわと温度を変えて行けるので、
生体に優しいんですよね。
静音性や省エネのイメージが強かったZCシリーズですが、
温度管理能力がバツグンに優れているクーラーなのだな、
と感じました。
ちなみにZC-αシリーズで新たに搭載された、
オーバータイムランプ、クリーニングランプ、水温監視アラート機能は、
普通に使っていたらほぼお世話になる機会はないと思います。
万が一の時にいち早く異常を察知する為のお知らせ機能ですしね^^
出来れば使わずに済ませたいものです。
本格的な夏が到来してみないと、
本当のレビューや評価は出来ませんけど、
今の所は音も静かで冷却能力も高く安定しています。
ペルチェ式と比較したら電気代も相当安くなりそうな予感。
前機種のZC-100は使っていないので比較は出来ませんが
いいですよ~、これ^^♪
同クラスのクーラーと比較すると多少お高めではありますが、
一度使ってみたら納得の高性能クーラーでした。
PS、
クーラーの外観に特に拘りがない方なら、
チャームさんオリジナルのダークグレーカラーを選べば、
常時ポイントが10倍になっているので断然お得かと。
※注)2018年4月追記
チャームオリジナルカラーは取り扱いが終了したようです。
・・・以上、
ゼンスイ ZC-100α(アルファ)の開封・設置・使用感レビューでした。
こんばんは!
お!
New ZCいきましたか!
フルモデルチェンジ?と言うほど変わった感はないけど、やはり新製品は良いですね〜(つД`)ノ
ZCシリーズは細かい温度設定出来るんで安心ですよね〜
それにしても、クーラーの配管というか、ホースの取り回しって苦労しますよねぇヽ(;▽;)ノ
衰退も避けたいけど、経路も最短で・・・・
ってかなり悩みます。
一度設置しても気に入らない事もしばしば。
あ〜配管やり直したいっ!
けど、面倒 w
ムコタマさん、こんばんわ。
本当はオクで旧型の方を、と思ってたんですけど、
落札時間前後にPC前に座っている時間がなくて^^
そうこうしているうちに入荷されたのでさくっと行ってしまいましたw
温度管理は微調整がきくので便利ですね♪
配管は悩みますよねー。
一度取り付けるとやり直しが面倒ですし。
私もやっちまった感があります(汗
ゼンスイZC100αいいですね。うちは旧ZC100です。
水槽は600ワイドOFですが十分に冷えます。
夏場は・・設定温度を27℃としてあるためそれ程頻繁にONにはなりません。うちは魚水槽なので気温が上がってきてから倉庫から出してきてセットして現在使用しています。ZRミニはちょいとうるさい感じがします。
ゼンスイはコントーロール基盤の不具合をたまに聞きますね。
後、年数による経年劣化でロウ付けの不具合が生じフロンが漏れて効きが悪くなる場合もあるそうです。
しかし、ゼンスイは静かです。他のクーラーと比較してもダントツに静かですよね。最近はみなさん、室外に設置される方が多いです。うちは・・室内で・・暑い排熱が・・・。
フェイジィさん、こんばんは。
おお、60ワイドでも冷えるんですね~。
なるほど、コントロール基盤の不具合ですか。
他の挙動が完璧なだけに
停止後のちょっとした誤差がスゴイ気になりますが、
暫くは様子をみてみます。ゼンスイは静かですね^^
こんばんはですー!
ZCの新型買われたんですね!スゴイ!
いやはや、なんだかまきさんのレビューを見ているだけで、
既にクーラーがあるのに欲しくなってきちゃいますw
何と言っても0.1度単位で調節できるのがいいですね!
私の使っているGEX200は1度単位なので、
ちょっと温度をずらして使わないといけないのが少し不便ですw
そしてクーラーの取り回し…本当に考え物ですよね;
私も一生懸命効率的にやりましたが、後から見たらホースが曲がってたり、メンテが大変だったりと…。
うー!ムコタマさんじゃないけどやり直したい!w
めておさん、こんばんは。
0.1℃単位の設定と0.5度で稼働するのはありがたいですね。
正直これが欲しくてZC100aを買ったようなものでした。
大水量なら1度単位の稼働でも問題ないと思うんですが、
30キューブだと強すぎる冷却能力が仇になる事も(汗
後からこうすれば良かった!
って気づきがでてくるので配管は悩みますよねw
この機種はホースは内径12仕様ですよね?
写真だと片側内径16のホースが付いているように見えますが
どのようにして取り付けたのでしょうか
自分のフィルターが内径16なんで購入するか悩んでるところです
タカヒロさん、初めまして。
コメントありがとうございます。
ZC100αは内径12ですね。 我が家ではINもOUTも内径12のホースを使ってますよ。
エーハイムのダブルタップだったら、12と16を接続できた気もしますが、すみません、ちょっと記憶が曖昧です。
内径9と12のダブルタップは接続できるので我が家ではそうやって使ってます。