30cmキューブハイ水槽に使えるクーラーの種類と特徴

まきです。
5月も半ばに突入し、随分暑くなってきましたね^^

我が家の30cmキューブハイ水槽も、
日中は28度近くなることが多くなってきました。

そろそろ夏の温度対策を考えなくては。という訳で、
30cmキューブハイ海水魚水槽クーラーを検討、模索中です。

30cmキューブ等の小型水槽に使えるクーラーの種類と特徴

 
30cmキューブ等の小型水槽に使えそうなクーラーの種類を調べてみました。
水槽用クーラーには大きく分けて3種類の冷却方式があるようです。
それぞれの特徴とメリット、デメリットをまとめました。

空冷ファン方式

  空冷ファンの特徴

水面に強い風を当てることで気化熱を利用して水温を下げる冷却方式です。
小型水槽に使われる事が多い。

  空冷ファンのメリット

何といっても安価で電気代も安いこと。
取り付けも簡単で非常に手軽です。
サーモスタット付きの物を選べば冷えすぎる事もありません。

  空冷ファンのデメリット

冷却能力には限界がある。
水が蒸発する際の気化熱を利用するので、海水の場合は比重の変化が激しい。
水面にファンを当てる必要があるので、蓋への飛び出し対策などが必須。

ペルチェ式クーラー方式

  ペルチェ式クーラーの特徴

ペルチェ式とは、ペルチェ素子と呼ばれる2種類の金属や半導体を電極で繋ぎ、
電流の大きさや方向を操作することで、
片方を発熱させてもう片方を冷却するというペルチェ効果を利用した冷却方式。
小型~中型の水槽に使われる事が多い。

  ペルチェ式クーラーのメリット

空冷ファンに比べて冷却能力が高く安定している。
気化熱を利用しないので水が蒸発せず、比重の変化が少なくなる。
水槽上部がすっきりして、飛び出し事故も防げる。
振動や動作音が少ないのもペルチェ式の特徴。

  ペルチェ式クーラーのデメリット

ペルチェ素子は通電で冷却されますが、同時に発熱もします。
水を冷やす傍らで暑い風も出てくるので
水槽やホース等にしっかり断熱を施さないと効率が悪く、電気代が掛ります。

チラー(コンプレッサー)式クーラー方式

  チラー(コンプレッサー)式クーラーの特徴

チラー式クーラーとは、フロンガスなどの冷媒を循環させながら液温を変化させ、
温度を一定に保つ、冷蔵庫にも採用されている冷却方式です。
水温を下げるだけでなく、ヒーターとの併用で温めることもできます。

  チラー(コンプレッサー)式クーラーのメリット

3種類のクーラーの中では最も冷却能力が高く、中~大型水槽のスタンダード。
稼働時間が少ないので電気代も掛りません。
安定した冷却能力で温度管理が出来るので生体やサンゴへのストレスも少なくなります。

  チラー(コンプレッサー)式クーラーのデメリット

何といっても初期投資が高い。
装備が大がかりの為、大きな設置スペースが必要となる。
コンプレッサー式の為、稼働音が大きい。

30cmキューブハイ水槽に使えるクーラーの種類と特徴 まとめ

 

30cmキューブ等の小型水槽に使えるクーラーといっても、
飼育している生体の数や種類、利用環境によって、選択肢は変わってきます。

一番人気は空冷ファン方式。
初期投資もランニングコストも安く済むのが人気の理由でしょうか。

飼育している生体が温度変化に強いタイプなら
空冷ファンでもいいのかもしれませんが、
サンゴ、イソギンチャクなどの高温に弱い生体は厳しそうです。

ペルチェ式クーラーは冷却能力の高さと騒音が少ないのが嬉しい所。
初期投資はチラー式より断然安いですが、熱効率が悪いので電気代は掛りそう。
設置スペースと断熱の工夫が出来れば小型水槽にはもってこいかもしれません。

チラー式クーラーは初期投資は高く付きますが、
高度な冷却能力による安定した温度管理が魅力です。

コンプレッサー式の為、稼働に伴う騒音は大きくそうですが、
稼働時間が少ないので電気代は安く付きそう。

サンゴ・イソギンチャクなどの飼育難易度が高い生体の維持には、
チラー式が一番適していますね。

ただ、基本的には中~大型水槽向けのクーラーなので、
小型水槽に使えるチラー式クーラーの選択肢は少なそうです。

 

我が家の30cmキューブハイ水槽にはどのクーラーを使おうかな?

温度変化が激しくなって生体に影響が出てしまう前に、
早めに決めて設置しないといけませんね。

 

 

↓↓↓ 参加してます。 ぽちっとして頂けると励みになります^^

にほんブログ村 観賞魚ブログ 海水魚へ

スポンサードリンク


コメントを残す