フラグラックを自作してみました

フラグラック自作しました。

自作したフラグラック

 

トサカを株分けしようとプラグを購入したんですけど、
既に飽和状態の30cmキューブハイ水槽には、
株分けしたトサカを置けるような場所がありません(汗

 

そこで市販品のフラグラックを探したのですが、
例によってサイズの大きさがネックになりました。

 

小型水槽の悩みですねー。

 

30キューブに配置出来そうなフラグラックは、
WaveReef×LSSさんが発売されているコレぐらいかな?

 

 

WaveReef×LSS研究所 Frag Rack フラグラック8 マグネット式

 

本体サイズは 横130mm × 奥行き90mm。

 

30キューブハイに設置するならこのぐらいのサイズが限界でしょうね。

水槽の1/3程度は内側にせり出す形になってしまいますが、
ビジュアルもシンプルで好みです(〃▽〃)

 

・・・しかし一つ問題が。

このフラグラック、商品スペックによると穴の大きさが1cmらしいんですよ。

 

ボストンアクアファーム、セラミックリーフプラグのサイズは、
円の直径が約2.2cm、高さが2.2cm、差し込み部分の直径が約1~1.1cm。

 

前回記事 → ボストンアクアファーム「セラミックリーフプラグ」とエコテックマリン「FragPlug(フラッグプラグ)」購入

 

プラグは1つ1つ微妙に大きさがちがいますけど、
物によっては1ミリ大きいから穴に入らないんじゃないだろうか・・・。
実際に試してないので分からないですが。

 

前回記事を読まれた方の中には、
プラグ選びになぜそこまで調べてるの?って思われた方もいたかもですが、
こういう所なんですよねー。

 

各メーカー毎に微妙にサイズが違うから、
他メーカーのフラグラックやフラグストーンには適合しない事もあるっていう。

 

・・・いえね。
顧客の囲い込みをしたいメーカーさんの気持ちも分かるんですよ。

 

「プラグを購入したならその先もぜひ当社の商品で!」

 

という流れはビジネスとして当然の発想だと思いますし、
寸分たがわずきっちり収まった時の心地よさは、
メーカーを統一して揃えたユーザーだけが味わえる醍醐味だとは思います。

 

ただ最近は色々なショップさんで、
様々なメーカーのプラグを使ったフラグサンゴを売ってますし、
ブリードフラグサンゴをオークションに個人出品される方も増えてきているので。

 

フラグサンゴを受け入れる側の一消費者としては、
もうちょっとだけ互換性を考慮してもらえると、
より気軽にフラグサンゴを楽しめるし選択肢が増えてありがたいなーと。

 

・・・え?

 

「YOU! 入らないなら削っちゃえばいいじゃない!」

 

って?

 

うん。 まぁそうなんですけどね^^

 

アクアリスト全員が専門工具一式を揃えているわけじゃないですし。
セラミックって意外と堅いし、サンゴに負担も掛るし、削るの面倒臭いしw

 

・・・嗚呼、いかんいかん。
なんか愚痴っぽい記事になってしまっている (´∩`。)

 

最近身の回りがちょっとバタバタしているせいなのかなー。
我ながら軽く病んでますねぇ (_ _|||)
今はちょっとジャニーさんのテンションにはついてけない感じ。

 

癒しの趣味でモヤモヤしていたら本末転倒。
楽しんでナンボの世界ですよね。

 

・・・そんなこんなで悩んで導き出した答えは、

 

結論 = 売ってないなら自分で作ってしまおう!

 

30キューブで使い勝手の良いフラグラックを自作する事にしました^^

 

というわけでさっそく100均に出向いて、
フラグラックの材料を調達してきましたよ。

 

100均のカラトリーケース

 

プラ製?の透明なカラトリーケースです。
サイズが縦27cm 幅7.5cm 深さ4cmだったのでちょうど良いかな?と。

 

後は電動ドリル用の12mmインパクトビットと8mmのショートビットを
近所のホームセンターで買ってきました。

穴の大きさを12mmにしておけば大抵のプラグは入るんじゃないかと。

 

材料が揃ったのでフラグラックの自作スタートです。

 

まずは穴をあける場所を油性マジックでマーキング。

 

フラグラック自作1

 

次に三角錐型のキリを使って、
インパクトビットが滑らない様に仮穴を開けていきます。

 

フラグラック自作2 キリを使って仮穴あけ

 

次に電動ドリルに12mm用のインパクトビットをセットして、
プラグ差し込み用の穴をあけようとしたんですが、
1回目は失敗してこんな感じに割れちゃいました(汗

 

フラグラック自作3 インパクトビットによる穴あけ失敗

 

一気に穴を開けようとしたら素材のプラが熱で溶けてしまい、
インパクトビットの先端に巻き込まれてしまいました。
そしてプラに本刃が入る瞬間に変な力が掛ったようで素材がバキッと(汗

 

プラ、アクリル素材用のショートビットにしておけば良かったと後悔。

 

2回目はインパクトビットに油をたっぷりしみこませて、
刃を滑らせるようにしてみました。
油は手元にあった食用サラダ油で代用。

 

変に力を入れずに回転で少しずつ削るようにしてみたら、
今度は上手く穴をあける事が出来ましたよ。

 

フラグラック自作4 インパクトビットでプラグ用の穴あけ

 

刃に油をたっぷり付けておけば溶けたプラがくっつく事もないし、
破片も飛び散らなくて良いですね。

 

フラグラック自作4 プラグ用の穴あけ完了

 

合計10か所の穴をあけました。
真ん中で切って4穴用と6穴用のフラグラックにしようと思います。

 

次に、キスゴムを取り付ける穴を側面に開けました。
8mmのショートビットで2か所ずつ。

 

フラグラック自作6 キスゴム取り付け用の穴あけ

 

こちらはプラ、アクリル用のショートビットだったので、
何の問題も無く完了しました。

 

次に四角形のカトラリーケースを、
フラグラックの形に切っていきます。

 

フラグラック自作7 プラ・アクリルカッターでフラグラックの形に切っていく

 

切断にはプラ・アクリルカッターを使いました。

 

定規等を使ってカッターの刃で素材表面に溝を作り、
その溝を繰り返しなぞっていけば簡単に切断できます。

 

フラグラック自作8 プラ・アクリルカッターで出る削りかす

 

削りかすは沢山出ますし、切断に少し時間はかかりますが、
ノコで切るより切断面の仕上がりは綺麗になりますね^^

 

フラグラック自作9 台部分完成

 

切断完了!
後はキスゴムを取り付けるだけです。

 

今回は小型プロテインスキマーを自作した時に余っていた、
水作パイプぴたっとの中に入っていたキスゴムとエアパイプを使いました。

 

 

これってホントに、DIYには嬉しいパーツ取り用の神商品です。

 

フラグラック自作10 固定用のキスゴム

 

この商品に付属しているキスゴムの頭が約8mmなんですよね。
セットのエアーパイプもキスゴムの固定用に使います。

 

フラグラック自作10 固定用キスゴムを装着

 

先ほど開けた横穴にキスゴムの頭を入れてエアーパイプを通すと、
プラの厚みの分だけ堅く締まっていい感じに固定することが出来ました。

 

自作フラグラック完成です♪

 

さっそく水槽に取り付けてみましたよ。

 

自作フラグラック1

自作フラグラック2

自作フラグラック3

自作フラグラック4

 

・・・あれれ?
思ってたよりはいい感じに完成したかも^^

 

ちなみに本体サイズは、

 

4穴用フラグラック  横11cm 幅7.5cm 高さ4cm。
6穴用フラグラック  横13cm 幅7.5cm 高さ4cm。

 

数に応じてコンパクトに使えそうですし、
奥行きも控えめで素材も透明なので影も出来なそう。

 

難を言うならプラグの間隔をもうちょっと開ければ良かったかな?という所と、
パイプ固定用のキスゴムなのであまり重たいサンゴは乗せられないかな?
ぐらいでしょうか。

 

プラグの穴や切断面には自作DIYならではの粗が目立ちますから、
お金を取れるクオリティーではありませんが自分で使う分には十分ですね。

 

■今回掛った材料費

・100均のカラトリーケース×2 = 200円
・12mm用インパクトビット   = 580円
・8mm用ショートビット    = 680円
・水作パイプピタッとのあまり =  50円

合計 1510円

 

フラグラック2個分と考えれば中々コスパも良いんじゃないでしょうか。

 

次回からは200円もあれば出来ちゃいそうです。
使い勝手に不満が出てくるようなら作りなおそうかな~?と。

 

限りなく自己満足の世界ですけど、
こういう過程を楽しむのも趣味ならではの醍醐味ですよね♪
少しモヤモヤが取れた感じ^^

 

受け入れ態勢も整ったので、
時間が出来たらトサカを株分けしようと思います。

 

トサカの株分けは初めて。
あっさり溶けたらどうしよう・・・(汗

 

 

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6件のコメント

  • MASA

    こんちわ
    自作魂炸裂してますねえ~
    まあ最終的にないものは作れになるのが趣味の醍醐味ですよね

    私は仕事柄、自作は簡単にできてしまうのですが、仕事で毎日してると家でまでってなってなかなかやらなくなってしまいました
    でも、やりだしてしまうと自作はこだわってしまいますよね

    いつもながら感心してみてしまいますわ

    トサカ系は大きくなるの早いのでうちのトサカは大きくなるとショップに持っていって小さいのと交換してもらうってことを2回ほどやってもらっています
    キノコは、切っていくらでも増えるとは聞いてますけどトサカもいけるんですかね?

    マキさんの挑戦を見届けてからうちのも今後どうするか考えてみますねw
    頑張って下さい~

    • まき

      MASAさん、こんにちわ^^

      あ~、なんかわかります。
      毎日仕事でやってる事はプライベートでやりたくないですよねぇ。

      一般家庭での素人自作は何かとハードル高いと思います。
      工具を揃える所から始めないといけないし物作りは経験が物を言いますものね。
      プロが作った市販品が一番なんですが、気にいってもサイズが合わないのばかりでモヤモヤして、もういい!自分で作るし!ってすねた結果がこれですw

      トサカも株分けは可能みたいですよ~。
      上手くいくかはわかりませんが^^

  • こんばんは!

    おぉ!自作ラックだ〜(つД`)ノ

    私の雑な作業と比べると丁寧でウチの分も欲しくなります(^^;;

    確かに、専用工具リーマー高いですよね・・・・
    前に奮発して買いましたが、稼働率は極めて低いです(つД`)ノ

    フロートスイッチホルダー自作しようかなぁ・・・・

    • まき

      ムコタマさん、こんばんわ^^

      いやいや、実際に見ると結構粗が目立ちますよ~(汗
      プラやアクリルはちょっとした事で傷が付いちゃって大変ですね。
      削りかすをどかそうとしただけでも表面に傷がぁあぁ・・・。

      そうなんですよねー、
      専用工具使えば仕上がりが全然違うと思うんですけど、
      何分お高くて稼働率が・・・^^ 

      市販品を買った方が安くつく事もありますけど、
      何だかんだで専用に作ったものは収まりが良いので、
      後はもう拘りの世界ですよね。

      採算度外視で自己満足重視。
      とことん拘ったワンオフの自作品って嫌いじゃないです^^

  • こんばんはです!

    自作ラック凄いですね!!
    こういうの作れるの本当尊敬します><ノ
    私は不器用なもので、全然作れませんw

    しかしやっぱり市販のものは高いですよねえ;
    1000円くらいはマグネット代な気もしますが…w

    フラグサンゴ、どんな形になるのか楽しみです♪

    • まき

      めておさん、こんばんわ^^

      フラグラックは構造がシンプルなので、
      素材とツールが揃っていれば割と簡単だと思いますよ。

      防水マグネット、結構高いですからねー。
      私も一度考えましたがこのサイズなら要らないかと思って
      キスゴムにしちゃいました。
      信頼度を考えるとマグネットの方が良いのでしょうね^^

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