30cmキューブハイ海水水槽の栄養塩(硝酸塩、リン酸塩)に、
ぼちぼち真面目に向き合ってみる事にしました。
今年に入ってからの水槽はすっかり安定していて、
☆になったり調子を崩す生体もほぼいなくなりました。
そんなわけで7日~10日に一度、
全水量の1/3程度を換水するだけで、
水質検査も殆ど行っていなかったんですよね。
しかし最近になって水槽の様子に変化が起きはじめました。
・・・あ、写真は意味なしです^^
最近出番がなかった魚たちの写真を載せてみました。
以前は換水直前になると、
ガラス面にうっすらと茶ゴケが生え始めていたのですが、
茶ゴケよりも緑色の苔が生えるようになって来たんです。
サテライトの吸水パイプの内側もグリーンの苔でびっしりおおわれていて、
パイプ掃除をすると抹茶色の汚れが出てきます。
サンゴ達の色もじわじわと褐色化してきている様な?
水槽の変化から察するに、
栄養塩が蓄積してきているんだろうなぁ、と。
立ち上げから1年半も経つと、
底砂の中にいろんな汚れを溜め込んでいるんでしょうか?
この1年を振り返ってみると、
家の生体の中で最も変化が大きかったのがこちらです。
↓↓↓
サンゴイソギンチャク蛍光イエロー。
家に来た時は蛍光色がギラッギラで、
こんなに優美な姿を見せてくれていました。
強光阻害で調子を崩して触手を殆ど自切りした後も、
ハンドコートならではの生命力で少しずつ復調していたのですけど、
今年の4月ごろから褐色化が始まりました。
透きとおるようなクリアーだった触手に、
茶色のスポットが入り始めてからじわじわと褐色化していきました。
↓↓↓ そして今ではこんな仕上がりに。
・・・見る影もありませんねぇ (T_T)
全ての触手は茶色の褐虫藻に覆われてしまい、
透きとおるようなクリアー感は完全に損なわれてしまいました。
触手の先端ピンクは健在ですが、
以前の様な優美なコントラストは感じられず、
どことなくぼやけた印象に。
ピュアホワイトだった体壁の内側は、
茶色の褐虫藻ですっかり覆われています。
体壁の内側や触手に入っているホワイトのスポットが
元々持っていたベースの色かと。
時々移動しては、
コエダナガレハナにダイブする自爆テロを繰り返すので、
触手のダメージも酷いですね(汗
肉眼で見ると蛍光イエローは損なわれたわけではないのですが、
茶色の褐虫藻ベースにグリーンが強くでた、
普通のサンゴイソギンチャクになってしまいました。
明らかな退色と言ってよいかと(汗
半年間は蛍光色を維持できていたのですが、
週1ペースの給餌を辞めて光合成のみの飼育にした頃から、
サンゴイソギンチャクの褐色化が始まりました。
当時は照明や給餌との関係を疑ったのですが、
その後のサンゴ達の褐色化も考慮すると、
栄養塩の蓄積も関係していたのではないかと思います。
硝酸塩は時々チェックしていましたが、
リン酸塩は一度も検査してませんでしたし。
さほど難しくないサンゴやイソギンを維持するだけなら、
週1で1/3換水をしていれば問題なく維持・成長させる事は可能ですが、
鮮やかな色彩を維持するには栄養塩にも気を使わないといけないようです。
という訳で、
ぼちぼち栄養塩に真剣に向き合ってみようかと思い、
こんな物を購入してみました。
↓↓↓
レッドシー「アルジーコントロールテストキット」。
まずは正確な現状把握から始めようということで、
各数値をより細かく測れるアルジーコントロールを購入してみました。
同社が販売している、
硝酸塩プロテストキット、リン酸塩プロテストキット、
2種類の栄養塩測定試薬がセットになった商品で、
硝酸塩、リン酸塩共に100回ずつ計測が可能です。
黒いBOXに試薬や試験管、注射器等がコンパクトに収納されていました。
なんだか学生時代の科学の実験を思いだしちゃいますねw
実は、測定機器や試薬、どれにしようか色々悩んだんですよね~。
リン酸塩だけはハンナのリン酸塩チェッカーにしようかな?とか、
近日中に出そうなELOSの試薬を専用のLEDで照射して数値化するやつも
気になりますし。
でも最初は栄養塩を頻繁に測る事になるだろうから、と、
コスパと測定回数から考えてアルジーコントロールにしてみました。
使いきったら別の測定機器にするかもしれません。
リン酸塩だけは、
開けてはいけない禁断の扉の様な気がして、
なんとなくスルーしていたんですけどね^^
サンゴの褐色化も気になりますし、
サンゴイソギンチャクの色彩もある程度は戻したいので、
そろそろ次のステージに移行してみようと思います。
・・・あ、そうそう、スマホを整理していたら、
サンゴイソギンチャクの過去の動画が出てきました。
↓↓↓
到着当時で完全には開いていない動画なんですけど、
今見てみると触手の蛍光色が半端ないというか、
エグイレベルの発色ですよねぇ(汗
動画がピンボケの様に見えるかもしれませんけど、
実際、眼で見ていてもこんな感じでした。
まるでイソギンそのものが発光している様な、
蛍光色豊かな個体でギラギラ感が満載。
水流に揺らめく触手は怪しげに光っておりました。
ブルーLED下での観賞価値は非常に高かったです。
サンゴイソギンチャクが鎮座している場所は、
後光でも差しているかの様に眩しく光っていたので、
当時の蛍光色のゴイスー感が伝わればと思います。
このサンゴイソギンチャクにクマノミが共生していたら、
さぞかし見ごたえがあったんじゃないかな~?と。
褐色化してしまった今となっては叶わぬ夢ですが・・・(T_T)
サンゴイソギンチャクの色彩維持や、
褐虫藻のコントロール方法については、
情報が殆ど見当たらないんですよね。
このサンゴイソギンチャクに限って言うなら、
照明は控えめで定期的な給餌をしつつ、
低栄養塩環境を維持する事がポイントかな~?
と、過去の飼育状況から予測を立ててはいるのですが。
今から栄養塩を抑えていくことで、
果たしてどれだけ色彩が戻ってくれるかは謎です。
というよりサンゴと同じ方法で、
イソギンチャクの褐虫藻コントロールも可能なのか?
についてもよくわかりません。
でもまぁ、硝酸塩とリン酸塩を抑える事は、
サンゴや他の生体にとっても良いことですので、
暫くは栄養塩と向き合ってみようと考えています。
to まきさん
おはようございます!
うーん。
あの激美なイソギンが褐色化しちゃいましたか〜(つД`)ノ
サンゴと同じ様に褐色化は栄養塩も関係してくるんですね(つД`)ノ
まぁ、試薬でどのくらいのスコアが出るか・・・・
ウチも栄養塩を下げるためにイロイロやってきました。
ZeoBAK+炭素源(AZ-NO3)で、測定不能まで下げられましたよ〜
添加が面倒ですけど w
リン酸塩はいろんな下げ方があるのでイロイロ試してみるのが良いかもですね(^^
ムコタマさん、こんにちわ^^
推測ではありますが
褐色化の原因の一つには上げられるんじゃないかと。
数値を測ってみましたけど中々の物でした(汗
硝酸塩とリン酸塩の除去方法は沢山ありますよね~。
小型水槽に適した方法を探してみようと思ってます^^
はじめまして!こんにちは!
1週間かけて1から記事全部読んじゃいました!←
僕も、海水水槽始めたばかりで、試行錯誤されてるのをみて、勝手に勉強してます(`・ω・´)
硝酸塩きになりますよねぇ。
試薬類買うとどんどん沼にはまっていきそうな気がして手をだせないです。。。w
そーすけさん、はじめまして^^
記事、全部読んで下さったんですね。
ありがとうございます♪
お気持ち、スゴイ良く分かります。
明確な数値で出ちゃうと必要以上に気になっちゃいますもんね。
私もリン酸塩はそれで意図的にスルーしてましたw
また遊びに来てくださいね^^
こんばんはです~!
あわわ、褐色化進んじゃいましたか><;
光が十分だとそうなっちゃうんですねえ…。
元気に光で育ってると言えばそうなんですが、やはり綺麗なままでいてほしいですよね><;
我が家には蛍光色のサンゴがあまりいないので、
褐色化とかの経験はないんですが、
やっぱりイソギンさんフード的な物を与えて光弱めが良いのでしょうかね(´・ω・`)
栄養塩は私もしっかり検査しないといけないんですよね…。
藻が大量発生していますしOTL
でもなんかこう…怖くて手が出せない状態ですw
めておさん、こんにちわ^^
そうですね。見た目はともかく、
健康は健康なんだと思いますけどw
サンゴイソギンといっても
生息場所によって性格が異なるんでしょうね。
家のは餌への反応が良くて冷凍餌などを魚に与えると
触手を一杯に広げて捕食体制に入るので、
自然界ではよく餌を食べていたタイプなのかもしれません。
栄養塩管理は気が重いですよね^^
こんばんわ
褐色化ですが、一番の原因は餌なくして光合成だけにしたのが原因では?
店の人に聞いたことあるのですが、蛍光色の綺麗な珊瑚などはそもそも深場にいるので光のあまり当たらない状態のが多いとか
うちもクリアタイプの珊瑚欲しいのですが、やはり明るい照明をと考えてるので購入しないでいます
お店でもやはり明るいとこに置いとくと褐色化して売り物にならないのでかなり暗めの場所においてましたよ
うちも緑の苔がある程度増えたり減ったりなのである程度は、栄養塩あるんでしょうね。でも海藻がほぼ伸びないままなのでそこまで多くないのかな?って勝手に判断してます
栄養塩こだわりだすと、大変な世界になるのでうちもスルーですね。
現状維持で頑張りますw
MASAさん、こんにちわ^^
そうですね、最大の原因はそれだと思います。
自然界ではこの色彩で生きていたんですから、
光合成と捕食で上手くバランスをとっていたんでしょうねぇ。
家の環境に適応する為に褐虫藻を増やし始めた所を、
栄養塩の豊富さが見事にアシストした感じじゃないかと。
7WのLEDで明るすぎるとなると、
好日性サンゴとの同居はかなり厳しいですけどね^^
水質をどこまで突き詰めるかはキーパーの裁量ですからねぇ。
栄養塩に関しては、開けたら最後、終わりなき禁断の扉ですねw