今まで添加剤の類は使っていなかったのですが、
約2カ月前からカミハタ海養水を試していました。
海養水を使ってみた感想や、
生体、サンゴへの影響、効果などをまとめておきます。
カミハタ海養水とは?
カミハタが提供している海水用の添加剤です。
海養水は天然海水を原料とした添加剤で、
微量元素やマグネシウムを天然海水の50倍に濃縮したものだそうです。
マグネシウム、硫酸イオン、カリウム、臭素(しゅうそ)、珪酸(けいさん)、ルビジウム、リチウム、モリブデン、バリウム、コバルト、マンガン、鉄、亜鉛、クロム、銅、ベリリウム、チタン、バナジウム、ヨウ素、他多数の微量元素、
などが含まれています。
規定量は海水50Lに対して20mlを週1~2回添加。
海道シリーズと明記されているので、
同メーカーの海道システムに利用する事を想定しているのでしょうか。
実はこれ、送料合わせとして購入したんですけど、
中々どうして良い結果を生んでくれました^^
カミハタ海養水を使ってみて感じた変化
カミハタ海養水を使ってみると、
真っ先に反応したのはサンゴイソギンチャクでした。
添加から30分も経つと触手がぷっくり膨らみます。
直径も通常時と比較すると1.3倍ぐらいになりますね。
サンゴイソギンチャクが膨らむ効果は、
添加から2~3日継続してその後は通常に戻る感じ。
2か月前の写真と比較してみると、
強光阻害で千切れてしまった触手が大きくなって、
口が殆ど見えなくなるぐらい成長している事がお分かり頂けるかと。
相変わらず触手の褐色化は進んでしまっていますが、
蛍光色も強くなり、全体的に大きくなりました^^
海養水に対して次に反応したのが、
コエダナガレハナとナガレハナサンゴです。
海養水の添加後、数時間~1日後ぐらいたつと、
コエダナガレハナの触手の膨らみ方がえらい事に(汗
ナガレハナサンゴも同様に膨らみます。
ナガレハナの成長はすこぶる早くなっていて、
上から見ると分裂をはじめている事が分かります。
近日中に2つに分裂すると思われます。
コエダナガレハナとナガレハナサンゴの膨らみ方も、
海養水の添加から数日間は持続します。
そして海養水を使い始めてから、
成長スピードが一気に加速したのが、
ヤワタコアシカタトサカです。
急激に大きくなって水中ポンプとマメスキマーに覆いかぶさる勢い。
光量不足なのかポリプは少し間延び気味ですが成長が止まりません。
海養水に反応して通常より大きくなったりはしないのですけど、
新しい枝が幾つも生えてきています。
ぶっちゃけ、大きくなりすぎ。少々持てあましてます^^
その内3つぐらいに株分けするかもしれません。
カミハタ海養水を使ってみた感想 まとめ
同居しているウミキノコ、マメスナ、ディスクコーラルには、
これといった劇的な変化は感じられませんでしたが 、
魚、無脊椎を含めて特に調子を崩したりする生体はいませんでした。
唯一、ウミキノコだけがいじけ気味ですが、
先日のレイアウト変更の影響で照明、水流が変わったせいでしょう。
サンゴイソギンチャクとLPSは、
海養水を添加すると直ぐに反応している様子が
目に見えて分かりました。
何が効いているのか分かりませんけど、
海養水に含まれている微量元素のどれかに反応しているんじゃないかと。
ただ1つだけ注意点があって、
海養水は天然海水を濃縮した成分なので、
添加の度に比重が若干上がります。
何も考えずに添加を続けると、
蒸発と相まって比重がどんどん上がっちゃうので、
そこだけは注意した方が良さそうです。
そこで、水換えの人工海水を作る際に、
規定量の半分をあらかじめRO水に添加してから海水を作り、
比重を合わせる事にしました。
残りの半分は足し水の際にRO水と混ぜて、
ペットボトルで点滴方式で添加する事に。
本当なら換水と時期をずらしたり、
1日割にして少しずつ添加した方が良いのかもしれませんが、
短期間で比重が激変するよりはいいかな~?と。
ちなみに家の人工海水は、
立ち上げからずっとレッドシーソルトを使っています。
後はヨウ素殺菌ドームをヨウ素添加剤代わりに入れているだけで、
他には何もいれていません。
レッドシーソルトはとてもよい人工海水で、
これといった不足や不具合は感じていなかったのですが、
コーラルプロソルトと比較してしまうと各成分は若干劣るようです。
コーラルプロソルトに比べるとカルシウム、マグネシウム、KHともに若干低め。
海養水にはカルシウムとヨウ素はそれほど含まれていない様ですが、
マグネシウムと各微量元素の補充には良さそうな感じ。
家の水質は元々高Ca、高KHだったので、
ヨウ素+海養水はちょうど良かったみたいですね。
選んだのはLPSを入れる前で、
CaやKHに影響を与えない添加剤を探していた時だったんですが、
結果オーライだった感じです。
本音をいえば天然海水を使ってみたいんですが、
かさばる分、送料が高くつきますからね~^^
継続利用を考えるとやはり悩んでしまいます。
暫くは換水と足し水の際に海養水を入れて、
人工海水のプチ補強で我慢しようかと。
あと、家みたいな小型水槽では、
高価な添加剤を買ったところで全然使いきれないのでw
微量元素ごとに添加剤を買うのはちょっと現実的ではありません。
天然海水に含まれている微量元素が大抵含まれているのは助かりますね。
カミハタ海養水の規定量は50Lに対して20ml。
つまり、1Lに対して0.4mlです。
家の水槽の実質水量が約30Lぐらいなので、
1週間に1回の場合の規定量は約12ml。
海養水は450ml入っているので、
450÷12=37.5週も持つ計算になります。
非常にコスパも良いんですよね。
付属キャップに目盛りが付いているので、
添加量を簡単に測れて使いやすいのも嬉しい。
添加剤の種類は沢山ありますし、
システムや飼育生体、目指す飼育スタイルによって選ぶ物ですから、
どれが正解って事は無いと思いますけど、
少なくとも家の水槽には合っていたみたいです。
添加して直ぐに変化を感じられるのはテンション上がりますね^^
小型水槽の添加剤入門編としては、
カミハタ海養水は中々お勧めかな?と感じました。
以上、カミハタ海養水を使ってみた感想のまとめでした。
まきさん、こんにちわ。
海養水、とっても良さそうですね。
イソギンもサンゴもプックリでテンション上がるその気持ちわかります。
一本でこれだけの微量元素が補充できるのは小型水槽にはピッタリですね。
うちは複数の添加剤やら液体フードが使い切られることなく溜まってきてます(汗
ひろさん、こんばんは^^
直ぐに反応してくれると嬉しいですよね♪
添加剤系って色々試してみたいんですが
小型水槽だとそんなに使いきれないよ!っていうの多いですよね。
家も餌付け用の餌が余って困ってますw
こんばんは(´ω`)ノ
あ、海養水!
私それずーっと、ただのRO水みたいなものだと思ってました;
安いですし、海道河童と同じ色をしているのでつい…w
こんな色んな成分が入った有用な添加剤なんですねーー!
これはなんだか私も試したくなってきちゃいました♪
2次ポリプが開くか開かないかのギリギリのところにいるウミキノコさんを後押しすることが出来るかもしれません…!
比重が上がってしまうのが難点ですが、
水替えの時に比重を測りながら添加すれば問題なさそうですね♪
ほんのちょっとだけ人工海水節約になったりして(何
試しに来月あたり買ってみます~!
めておさんこんばんは^^
天然海水から塩化ナトリウムを殆ど取り除いた
微量元素とマグネシウムの添加剤みたいです。
海の養分の水って感じですかね^^
家のウミキノコはこれといった反応は見せなかったですが、
ちょっと成長早くなったような気もします。
プラシーボ効果かもしれませんがw
換水用の水に添加した状態で海水を作り始めてから、
1カ月以上使ってますが
今の所、問題は起きていないですよ~^^
こんばんは!
海養水良さそうですね〜
元素含有量が少ない人工塩にとっては微量元素が補充できるのもお手軽で良いですね。
マキさんがやられているように、換水時に添加が無難かもしれませんね。
比重に影響が出るデメリットがなければ、毎日点滴でいけそうかも(つД`)ノ
ムコタマさんこんばんは^^
ですねー。
人工海水にちょい足しって感じで使うのはありかな?
と思いました。
1回目は直接添加したんですけど、
1週間で蒸発も合わせると
比重が0.0015ぐらい上がっちゃったので(汗
小型水槽だと比重変化が激しいので
換水時に入れるのがいいのかもって思います^^