・・・かれこれ1カ月ぐらいになるでしょうか?
どうにもポジションが定まらないようで
サンゴイソギンチャクが移動しまくっているのですが、
その間、様々なサンゴと接触しました。
今日はサンゴイソギンチャクと各サンゴとの接触相性と毒性優劣
(溶けたり調子を崩したり)についてです。
接触することでお互いにどんな影響が出るのか?
忘れないうちにまとめておきます。
ナガレハナサンゴ VS サンゴイソギンチャク
サンゴイソギンチャクが負けてしまったサンゴは、
家の水槽ではナガレハナサンゴだけでした。
ナガレハナサンゴ茎グリーン。
家の水槽では最強クラスの毒性を持ったサンゴだと思います。
胴体や茎同士が接触する分には問題ない様ですが、
触手同士が接触してしまうとサンゴイソギンチャクが負けてしまいます。
具体的にどう負けるかといいますと、
ナガレハナサンゴの触手に直接触れた
サンゴイソギンチャクの触手の先端が持っていかれました。
持って行かれた先端ピンクの部分は
ナガレハナの触手にくっついて暫く残っていましたね。
サンゴイソギンチャクが健康だったためか、
特に調子を崩す事はありませんでしたし、
持って行かれた触手の先端は1週間程で回復しました。
サンゴイソギンが嫌がり勝手に離れてくれましたが、
触手同士ががっつり接触してしまうと、
サンゴイソギンチャクにダメージが残るかもしれません。
不思議なもので、
コエダナガレハナサンゴと初めて接触した時には、
ナガレハナサンゴが少し負けていたのですが、
サンゴイソギンチャクとコエダナガレハナサンゴの触手同士の接触は、
短期間ならどちらもダメージはありませんでした。
コエダの触手も長期的に接触するとやばいかもしれませんが、
その前にサンゴイソギンチャクが嫌がって離れていくと思います。
ちなみにナガレハナサンゴの毒性はかなり強い様で、
ディスクコーラルをナガレハナサンゴの上にうっかり落としてしまった時に、
ディスクの1つがかなり溶けてしまった事がありました。
向かって左のディスクコーラルです。
ナガレハナサンゴと接触して以来、この状態が1カ月以上続いています。
ディスクは生命力が強いので溶けずに踏みとどまっていますが、
ここから復活してくれるかどうか?は微妙です。
ナガレハナサンゴとイソギンチャク系の接触は注意が必要かもしれません。
ウミキノコ VS サンゴイソギンチャク
ウミキノコとサンゴイソギンチャクが接触すると、
ウミキノコが負けてしまいました。
ウミキノコの真横にサンゴイソギンチャクが居座ってしまい、
触手同士が5日間接触してしまいました。
溶ける事はなかった物の、
サンゴイソギンチャクの触手と接触していた部分が黒くなり、
1週間ほどポリプを出しませんでした。
今は復活して問題なくポリプを出していますが、
長期的に接触しているとウミキノコが負けて溶けるかもしれません。
イソギンチャクがウミキノコの近くに定着してしまい、
動く様子がない場合には救出が必要かな?と思います。
トサカ系 VS サンゴイソギンチャク
トサカ系とサンゴイソギンチャクとの接触は、
どちらもダメージはありませんでした。
というよりトサカは高さがあるので、
触手同士が接触する事はそうそうないんじゃないかと思います。
トサカの茎部分に
サンゴイソギンチャクの触手が当たることは何度もありましたが、
特にダメージが残る事はありませんでした。
ちなみに家の水槽にあるトサカは、
ヤワタコアシカタトサカとナグラカタトサカです。
トサカの種類によっても異なるかもしれません。
マメスナギンチャク VS サンゴイソギンチャク
移動中のサンゴイソギンチャクと、
マメスナギンチャクの接触は特に問題なさそうです。
サンゴイソギンが近くに来るとマメスナがポリプを閉ざすので、
触手同士が接触する事はまずありません。
ただ、近くに定着してしまった場合には、
マメスナギンチャクがストレスを感じるようです。
触手同士が接触するとマメスナはポリプを閉ざします。
ボタンポリプも同様の反応を示しました。
長期的な接触はマメスナ側にダメージがあるでしょうし、
照明から陰になることでの間接的なダメージが起きるかもしれません。
接触後にポリプが減る事はありえると思います。
スターポリプ VS サンゴイソギンチャク
スターポリプとサンゴイソギンチャクの触手が接触すると、
スターポリプがいじけます。
サンゴイソギンチャクがフジツボの貝殻の中に定着してしまった際に、
スターポリプと1週間程接触していました。
サンゴイソギンチャクは本当に、
奥まった岩の隙間みたいなこういう場所が好きなんですよね・・・。
サンゴイソギンが移動した後のスターポリプは、、
非常に分かりやすく、
サンゴイソギンチャクと接触していた部分だけがいじけていますw
スタポは丈夫なのでそうそう溶ける事はなさそうですが、
暫くいじけてポリプを出しませんでした。
サンゴイソギンチャクと各サンゴの接触相性(毒性優劣)まとめ
サンゴイソギンチャクは移動可能なので、
毒性の強いサンゴに接触してしまった場合には、
大抵は嫌がって自分から離れていくのではないかと思います。
唯一怖いなーと感じたのは、
サンゴイソギンチャクが水流に乗って泳いで移動している時に、
毒性の強いサンゴ(ナガレハナetc)に直接ダイブする事でしょうか?
その場合は最悪溶けるかもですが、
24時間水槽を監視しているわけにもいかないので、
こればっかりは諦めるしかないかな~と。
サンゴイソギンチャクとの接触で注意が必要なのは、
毒性が弱くて移動が出来ないサンゴの方かもしれません。
家の場合はウミキノコ、マメスナ、スターポリプが負けていました。
サンゴイソギンが近くに居座って定着してしまったら、
サンゴの方を移動させた方が良いかもしれませんね。
ちなみに今回ご紹介したのは家の水槽で起きた1例です。
サンゴイソギンチャクの毒性の強さには個体差があるでしょうし、
各サンゴの毒性の強さにも個体差があります。
生体のコンディションも影響するでしょうから、
必ずしも同じ結果になるとは限りません。
接触している個体同士の状態を見ながら、
「様子見か隔離か?」判断するのが一番だと思いますが、
接触相性や毒性優劣、
レイアウトを考える際の一つの目安になればと思います m(__)m
こんにちは!
あらら…サンゴイソギンさんの徘徊まだ続いてたんですね;
定住してくれないと大変ですよねーOTL
そしてまさかのナガレハナがそんなに毒性強いとは!!
ちょっと予想外でした!
どうしてもイソギンさん>サンゴというイメージだったので、
イソギンさんも負けることあるんですね…。
ということは家のツツマルハナサンゴもちょっと危険かも;
早く一か所に落ち着いてくれると良いですね;;
めておさん、こんばんわ^^
サンゴイソギン、急に大きくなってしまいました。
体壁も大きくなったので落ち着くベスポジが見つからないみたいですw
早く落ち着いてくれると良いのですが。
ナガレハナ、コエダの毒性はかなり強いですねー。
千切れた触手が水流に乗って他のサンゴに当たってもダメージが出ます。
千切れた触手を見つけたら回収した方が良いかも^^