アクリル板で水槽の蓋を作ってみました

30cmキューブハイオーバーフロー水槽の蓋
アクリル板で自作してみました。

アクリル板で水槽の天蓋を自作

 

蓋を作ったのはオーバーフローの消音対策の為です。

 

ガラス水槽に付属していた天蓋は、
角にスリットが入っていたりレールに乗せて使うタイプなので、
水槽の上部に隙間が出来るんですよね。

 

で、蓋に出来た隙間から、
フロー管へのごぼごぼという落水音が聞こえてくるんですよ。

 

水槽の上部を隙間なく蓋してしまえば、
オーバーフロー水槽の騒音が大きく軽減出来るので。

 

水槽の蓋に使われる素材としては、

ガラス
塩ビ版
ポリカーボネート

等が一般的ですけど、
今回はアクリル板を使ってみました。

 

と言いますのも、
アクリルは光の透過率が非常に高く、
全光透過率は何と93%以上もあるんです。

 

・ガラスの透過率 90%程度
・ポリカーボネートの透過率 85~90%程度

 

製品によっても異なりますが、
アクリルの光透過率はガラスよりポリカより高いんですよね。

 

光が重要なサンゴ飼育には向いてるんじゃないかな?
と考えたからです。

 

・・・でもアクリルって、
水槽蓋の素材にはあまり使われてませんよね?

 

長期間使っているとゆがみや反りが出てしまうことと、
高温に弱い性質が蓋には向かないと判断されているんでしょうか。

 

ちなみにアクリルの耐熱温度は70度前後までらしいです。

 

メタハラや高出力LEDを使ってたら、
夏場の高温時は蓋が熱くなるので結構ヤバそうですよね(汗

 

家はそこまで強い照明を使う気が無いことと、
水槽サイズも30㎝四方なので、
ゆがみや反りもそこまでは出ないんじゃないかな~?

 

ということでアクリルを使って自作してみる事にしました^^

 

近所のホームセンターで、
300mm × 450mm、厚さ5mmのアクリル板を購入してきて、
さっそく作成開始。

 

アクリル板のカット

 

定規とアクリルカッターを使って、
300mm × 320mm のサイズにカットしました。

 

アクリル板のカットで出た屑

 

ゆがみや反りが少なくなるように5mm厚のアクリルを使ったので、
カットに時間が掛っちゃいました(汗

 

でも時間をかけたので綺麗な断面になりましたよ。

 

次に照明スタンド部分の加工です。

 

アクリル板の加工

 

レディオアームは水槽内側に数ミリはみ出す形になるので、
5mmほど内側にカットすることにしました。

 

油性ペンでカット箇所をマーキングした後、
アクリルカッターを使って加工を試みたのですけど、、

 

アクリル板で水槽蓋自作

 

・・・・最後の最後でちょっと割れちゃいました ><

 

アクリルカッターは
厚いアクリルの細部加工には向いてないですねぇ。

熱したカッターとかでサクッと切った方が綺麗に仕上がったかも?

 

最後に400番のサンドペーパーでバリ取り仕上げをして完成。

 

アクリル板で水槽蓋自作

 

レディオアームの出っ張り部分にジャストフィット。

 

↓↓↓ 全景。

 

アクリル板で自作した30㎝キューブ水槽の蓋

 

いい感じに出来上がりました^^♪

 

今回は蓋受けレールを使っていません。

隙間を完全に無くして音を閉じ込めたかったので、
カットしたアクリル板を水槽の上に直接載せています。

 

サイズを300 × 320にしたのは、
ぴったりサイズだと蓋の取り外しが面倒そうだったからです。

両サイドに1cmずつ出っ張っているので手で簡単に外せますし、
蓋のずれや落下防止にもなるかな?と。

 

レディオアームの出っ張り部分が、
いい感じにフックになって固定されているので、
落ちる事はまず無いとは思うんですけどね。

 

オーバーフロー落水音対策もいい感じです♪

 

上部の音はほぼ無音レベルまで静かになりました。
隙間なく蓋をするとオーバーフローは静かになりますね^^

 

設置してから1カ月半以上使っていますけど、
問題なく使えています。

 

アクリルならではの透明度の高さは良いですねぇ。

上から覗き込んでもサンゴが良く見えますし、
サンゴの成長も早いですよ。

 

・・・ただ、ずっと使っていると、
アクリル製の蓋はやっぱり反りますね^^

 

時間が経つにつれて照明側に少し反り、
蓋と水槽の間に隙間が出来るので、
半月に1度ぐらい裏返して使っています。

 

5mm厚のアクリルでも20wLEDの熱で反るのですから、
強めの照明を使っている水槽には実用的ではないかもしれません。

 

オーバーフロー水槽は上部がすっきりしているからよいですけど、
水槽内に機材が沢山設置されている非OF水槽では、
機材に合わせて蓋の形を複雑に加工する必要がありますから、
アクリルが反った時に裏返して使うのは難しそうですね。

 

30㎝キューブの小型オーバーフロー水槽に使う分には、
特に問題なく使えていますが、長期利用を考えると、
水槽の蓋に使う素材はやはり、ガラスやポリカ製がいいのかも?

 

光の透過率の高さは魅力的なんですけどねー。

 

今回はアクリル板を買ってきて自作しましたけど、
作業に必要なツールを買ったり加工の手間と仕上がりの質を考えると、
オーダーメイドで作ってもらった方が安上がりで納得いくかもしれません。

 

ちょっと調べただけでも、
アクリル、塩ビ版、ポリカのオーダーメイド加工に対応してくれるショップは、
割と有ります。

 


アクリル工房 楽天市場店

 

 

アクリルショップ・はざい屋

 

次回はざいやさんでオーダーメイドして、
ポリカーボネートで作ってもらおうかな^^?

 

 

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14件のコメント

  • こんにちは!

    アクリルの加工はちょいと面倒ですよね〜
    かといって、複雑でもない加工を業者に頼むのとちょっと気がひけるし・・・・。

    もうちょっとのところでのヒビ割れ残念でしたね(つД`)ノ

    ちなみにポリカとアクリル両方とも蓋として使ってますが、アクリルは反りが出ますね(^^;;
    その時は裏表逆にして矯正させてます w

    • まき

      ムコタマさん、こんばんわ^^

      最後の最後にパキッと逝っちゃいました。
      丁寧に仕上げようと思ったのに。。時間返せって思いましたよw

      やっぱり蓋はポリカ製の方が実用性は高そうですね。
      透過率でロスする分は強めの照明を選ぶのがいいのかな?

  • こんにちは。
    僕も以前、アクリル板でフタを作ったことがあります。
    熱もそうですが水滴の加減でもかなり反りますね。
    これからの冬場は余計に反りやすいと思います。
    言われているように表裏ひっくり返せればいいんですが、配管とかあると難しいですね。
    うちは複雑な形状のフタが必要なので、いつもアクリ屋ドットコムさんでオーダーメイドしてもらっています。
    ポリカーボネートで作ってもらうとお値段そこそこしますが、隙間なくフタができて反りもなく安心して使えます。
    うちではこれで魚の飛び出し事故は0になりました。

    • まき

      ゆうきさん、こんばんわ^^

      あ~、なるほど。湿気も反りに関係してそうですね。
      水滴が付く冬場は確かにきびしそう(汗

      そうなんですよね~。
      上面に機材が設置してあるとひっくり返せないので
      アクリルだと厳しそうですよね。
      家もメイン水槽の蓋はポリカ製にしようと思います。

  • こんにちは!

    フタですねぇ!うちの水槽でも記事にしてないけど(多分)アクリル板で
    自作したことがありました!

    同じようにひくっりかえしひっくりかえし使っていたのですが、徐々に反り幅がおおきくなって面倒なので使うのをやめました(笑)

    現在は、はざいやさんで購入したポリカの蓋を加工して使ってます!
    送料込みで60cmサイズが3千円くらいだったと思います。

    • まき

      そーすけさん、こんばんわ^^
      反り幅が徐々におおきくなるんですかw

      家はひっくり返したり、
      両手で挟んでぐーっと力を入れたりして修正してます。

      放置してると隙間が出来ちゃうのが頂けないですよね。
      蒸発が気になります・・・。

      もう機材は変更しないと決めたら
      オーダーメイドで蓋を作ろうかな^^

  • こんばんは、
    僕も蓋を自作しようと思ったんですが、難しそうなので辞めてしまいました(´;ω;`)

    ブログ更新致しましたので是非お読みください。
    お尋ねしたいこともありますので。お願いします。

    • まき

      naka.さん、こんばんわ^^

      厚手の蓋に複雑な加工するのはちょっと難しいかもですね。
      1mm厚の塩ビ版とかなら加工は楽々ですよ。
      大きい魚だと下から跳ねあげられてしまうかもしれませんが。

  • こんばんはです~!

    アクリルフタの製作お疲れ様ですー!

    私もアクリル製のフタ作ってもらいましたが…やはり反りますね;
    幸いひっくり返しても問題ない形なので、定期的にひっくり返して使ってはいますが…。

    やはりポリカ製が一番いいんですかねー><
    お値段が張るのでつい敬遠しちゃってましたが…w

    • まき

      めておさん、こんばんわ^^

      定期的にひっくり返して使える様ならアクリルも有りじゃないですかね~。
      光の透過率はガラスより良いですし、
      フランジ付きのOFに使う分には良いかも?

      蓋に複雑な加工をしたいならポリカ製が良いかもしれませんね^^

  • 初めまして、釣り師?というものです。
    昨年からほぼ全ての記事拝見させていただいており、
    この度私も念願の海水水槽立ち上げました。
    ご質問があるのですが、まきさんは、
    水換えの時、魚出してますか?
    そのままですか?
    水換えする時気をつけていてもデトリタスが舞い、
    クマノミに白点などの影響あるのでは?
    と心配になります。

    ブログは始めたばかりで過去に遡って書いてますがなかなか追いつきません^_^;

    • まき

      釣り師?さん、初めまして^^
      コメントありがとうございます。
      返信が遅れてしまってすみません(汗

      水換えは魚を入れたまま行ってますよ^^
      うちの場合はプロホースで底砂をクリーニングしながら
      毎回デトリタスを吸い出してますね。

      底砂を不用意にいじると病気が出ることもありますけど、
      立ち上げから時間が立ってからは病気も出なくなりました。

      プロホースで掃除するときは一度に全部掃除しようとするより、
      掃除する場所を決めて重点的に行ったほうが良い気がします。

      プロホースの中で何度も砂を転がして、
      デトリタスを水槽内に戻さないようにするとよいと思いますよー。
      あと、最後の1Lぐらいは砂を吸うのをやめないと、
      ホースの中のデトが盛大に水槽内に戻りますので注意が必要ですw

      うちは水換えのたびに底砂を半分ぐらいずつ掃除してますよ。
      また遊びに来てくださいね^^

  • コメントありがとうございます。
    プロホースで毎回ですか、うちは細かなライブロック無理やり瞬間接着剤で固定積み重ねだから迂闊に取り出せない、しまった(u_u)
    プロホースではなくダイソーの水換えポンプなのも問題そうですね、、、前面だけならライブロック隙間ぬってデト吸い出し出来るかなぁ、、やってからしまったと思うこと、多いですねえ^ ^;沢山調べて準備したけど経験して分かること、、、。

    • まき

      釣り師?さん、こんばんわ^^
      家もライブロックは動かさずに吸い出してますよ。
      なのでホースが入るようにライブロックは真ん中にまとめてます。
      定期的に掃除する場所と基本的に触らない場所を決めてる感じですね~。

      やってみて初めてわかること多いですよねw
      しまった!の繰り返しですけどそこが面白かったりしますよね^^

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