畳の凹み、傾き対策 (新水槽設置にむけて)

新水槽(30cmHIオーバーフロー)を設置する為に、
畳の凹み、傾き対策を行いました。

 

以前お話しした事がありますが、
我が家では唯一の和室に水槽を置いています。

 

畳に直置きの状態で2年間、
30㎝HI非オーバーフロー水槽を維持してきましたが、
流石に2台体制になると畳の傾きや凹みが心配になります(汗

 

現状の1台でさえ後ろが5mmぐらい下がっていますからねぇ。

 

単に畳が凹むだけなら良いのですが、
変な傾きが起きて水槽が破損したら大惨事になりかねないので、
新水槽設置の前に畳の凹みと傾き対策を行っておく事にしました。

 

んー?どうしてくれよう?と色々考えたのですが、
最終的にはこんな物を購入してきました。

 

ホームボードⅡ ウォールナット

 

全面メラニンコーティングが施されたDIY用素材の合板です。

 

これまでは畳に直置きで水槽の荷重を支えていましたが、
大きな1枚の板の上に置いて重さを分散させてみようかと。

 

要は、点ではなく面で重さを受け止める。
高さがそろった剣山なら上に乗っても痛くない!の法則ですw

 

サイズは、1820mm×15mm×450mm。

 

厚さは15mmあるので強度は十分。
全面メラニン加工してあるので多少は耐水性もあるだろうと、
これにしてみました。

 

30キューブを2台置くには少し長過ぎたので、
購入先のホームセンターで1500mmにカットしてもらいました。

 

こんな物も購入しました。

 

黒セルスポンジ 5×500×1000mm

 

耐衝撃に優れた黒セルスポンジです。

 

コーナーの保護や梱包時に使われる耐衝撃材の様ですが、
厚みが5㎜、奥行き500mm、長さが1000mmと大きく、
合板サイズにぴったりの物があったので2つ購入。

 

触った感じの弾力や強度、厚みが、
ホームボードⅡと畳の間に敷くのにちょうどいいかな?と。

 

畳に大きなボードを置いて、
その上に重い物を置く方法は一般的ですけど、
そもそも畳って最初から水平じゃないんですよねー。

 

大きなボードを畳の上に置いてみると、
四辺のどこかが軽く浮いているのが分かります。

 

ボードと畳の間に弾力と伸縮性のある素材を入れておけば、
重みで沈んで隙間を埋めてくれるので、
ボードが水平になり、荷重がボード全体に分散されるのではないかと。

 

水槽を置く以上、ある程度水平にしたいですから。

地震の時にボードが横滑りするのを防いでくれる効果も、
多少はあると思いますしね。

 

畳の凹み、傾き対策は、
新水槽を立ち上げる前にやっておきたい最後の事だったんですが、
いざ実行に移すとなると大仕事デス(汗

 

なんせ今置いてある水槽を一旦ばらし、
水槽台まで全てをどかした後にボードを置いて、
ある程度の水平を取った後に再設置せねばなりません。

 

どう考えても1日仕事になるが分かったので、
中々時間が取れなかったのですすけど、
先日ようやく実行する事が出来ました^^

 

現行の30キューブ水槽をバラして半リセット

 

まず最初に、
現行の30㎝キューブの生体たちを、
プラケースに避難させました。

 

カクレクマノミペア

 

カクレクマノミペア。

向かって左がオスのイワさん。
右下側がメスのトロです。

オスのイワさんのメタボはまだ治っていません(汗
真上から見るとお腹の厚みの差がすごいなぁ。

 

何らかの病原菌と戦っているのは確かなようですが、
その話を始めると長くなるので今回は割愛します。

こちらは後日改めて記事にするかもしれません。

 

次に底物、掃除部隊たち。

 

底物系生体 

 

スターリードラゴネットのカブが、捕獲した途端に色落ちしていました。

 

ちなみに普段はこんな色。

 

スターリードラゴネット

 

ストレスを感じると体色が白っぽくなるみたいですね。

 

次にサンゴとイソギンチャクたち。

 

避難させたサンゴ達

 

ライブロック諸々と活着しているウミキノコ。

 

ライブロックとウミキノコ

 

全ての生体を取りだし終えて、
30㎝キューブ水槽はがらんどうになりました。

 

解体中の30㎝キューブハイ海水水槽

 

解体ついでに普段は出来ない
ライブロック真下の底砂掃除を、
プロホースで徹底的に行いました。

 

プロホースで吸った底砂のデトリタス

 

換水の度にプロホースで吸っているのに、
バケツの底が見えないほどのデトリタスがたっぷり。

 

1年半以上回した砂は想像以上に汚れていました(汗
ライブロック直下の砂には汚れが貯まりますね。

 

底砂だけになった水槽のガラス面を綺麗に掃除し、
水槽台からおろして別の部屋へ退避。

 

2年間水槽を置いていた畳の状態が明らかになりました。

 

2年間水槽を設置していた畳の状態

 

畳に海水が掛る事には十分注意していましたが、
それでも周囲には若干の変色が見られます。
水槽を置いていた場所には畳の焼けが目立ちますねぇ。

 

修繕費だけを考えるなら、
フローリングの床にダメージを与えて全張り替えより、
畳1枚を貼り替える方が安く付くような気もしますけど、
やはり畳の上に水槽直置きは色々な意味で微妙かな?

 

ここまでで軽く1時間半以上が経過しています。

 

畳の凹み、傾き対策に合板を設置

 

次に畳の凹みと傾き対策の為に、
合板(ホームボードⅡ)を設置していきます。

 

畳の隅

 

今回は部屋の隅を囲う木材に乗る形で大きめの合板を敷いて、
合板にかかる重みを梁と柱にも逃がそうと考えました。

 

畳の上に防水用の透明ビニールシートを敷いた後に黒セルスポンジを置き、

 

畳にビニールシートと黒セルスポンジを敷きました

 

その上に合板を設置しました。

 

畳の凹み、傾き対策1

 

しかし合板を触ってみたらちょっと微妙・・・(汗

 

畳 → ビニールシート → 黒セルスポンジ → 合板

 

の順番で敷くとビニールシートで摩擦が消えて何だか心もとない。

 

水槽の重みがかかれば大丈夫かもしれませんが、
横揺れ地震が起きた時には合板自体が横滑りしそうな予感が。

 

少し悩みましたがビニールシートは撤去する事に。

 

畳の凹み、傾き対策2

 

この状態で触ってみると安定感が全然違いました。
黒セルスポンジが摩擦を生んで良い仕事をしてくれています。

 

ビニールシートは無しでいく事にしました。
今後は漏水を起こさない様に注意しないと。

 

部屋の隅部分はこんな感じ。

 

畳の凹み、傾き対策3

 

畳を囲う木材にも掛る形で部屋の隅に合板をビシッと合わせました。
これで壁側・後ろ側は、これ以上沈む事は無いでしょう。

 

次に合板の上に水平器を置いて、
各場所の水平状態をチェックしました。

 

水平機で調べてみると、
水槽の後ろ(壁側)が下がってたんじゃなくて、
部屋の中央側の畳が盛り上がっている事が分かりました。

 

・・・そっか、畳って中央部分が一番高いですもんね。

 

平行じゃない場所に水槽を置いていたので、
荷重が真下に掛らず斜めに逃げてしまい、
水槽の後ろ側に力が掛って5mmぐらい下がっている状態になったのか。

 

この結果を踏まえて、
薄いべニア板を程よい大きさにカットして、
後ろ側の畳と黒セルスポンジの間に敷く事に。

 

べニア版で微調整を繰り返し、その都度水平器で確認。
全個所でほぼ水平が取れたので良しとしました。

 

多少の誤差はありましたが、
水槽の重みがかかれば水平に近づくと思われます。

 

畳の凹み、傾き対策を終えた合板の上に水槽を戻しました。

 

畳の凹み、傾き対策4

 

畳の凹み、傾き対策5

 

旧水槽の横に新水槽を置きクーラーも設置すると、
合板の上に均等に重みが掛ってちょうどいい感じ^^

 

これで30キューブ2台体制に移行できそうです。

 

この後はライブロックを掃除して組み直してから新しい海水を入れて空回し。
サンゴ、生体の順番で水合わせしてから水槽に戻しました。

 

全ての作業が終わった時には深夜1時を過ぎていました。

 

ふー、やっと終わった(汗。
正直な所、めちゃくちゃ疲れました ( ´Д`)=3

 

畳の凹み、傾き対策を終えての感想

 

合板と黒セルスポンジを使った畳の凹み、傾き対策ですが、
安定感、安心感共に全く問題なさそうです。

 

その後1週間様子を見ましたが、
これといった傾きも起きていませんし、
もう1台水槽を載せても問題は起きそうもありません。

 

生体たちも特に問題なさそうです。

 

しいて言うならマガキ貝が1週間ぐらい砂に潜りっぱなしだったことと、
甲殻類が軒並み脱皮した事、
サンゴイソギンチャクの徘徊が始まった事ぐらいでしょうか?

 

新しい海水を大量に入れたので水質・環境変化が起きたんでしょう。
とりあえず1匹も☆にせずに済みました。

 

合板のスペースにも余裕があるので、
周辺機材や餌、添加剤を置けてすっきりしそうです。

 

・・・最初からこうしておけばよかったかもしれません。

 

「これなら普通に60cm規格水槽ぐらいなら置けたかも?」

 

なんて思ってみたり。
・・・まぁいっかw

 

30㎝キューブ水槽を畳む時はこのブログの更新も終わる時。
もう少し30㎝水槽で楽しんでみようと思ってます^^

 

最後に最近の水槽の全景を。

 

30㎝キューブハイ海水水槽

 

・・・カオス状態w
過密な上に色々育ち過ぎてバランス悪いったら |ι´Д`|っ

 

新水槽が立ち上がったらLPSは移動させる予定です。

 

・・・あ、そうそう、最後に念の為。

 

今回ご紹介した畳の凹み、傾き対策、
真似しようと考える方は滅多にいないと思いますが、
もし実行される場合はくれぐれも自己責任でお願いしますね。

 

一番の対策は畳の上には水槽をおかない事だと思いますので m(__)m

 

・・・さてさて、
ぼちぼち本格的に新水槽の準備をはじめましょうか♪

 

 

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6件のコメント

  • ついに来ました!!!
    OF立ち上げですね!!!

    勝手にワクワクしてます←

    • まき

      そーすけさん、こんばんわ^^
      ようやく準備が整った感じですw

      まだ決まってない機材もあるんですけど、
      ぼちぼちと準備を始めてますよ~^^

  • おはようございます!

    畳の上はやはり心配ですね〜
    水漏れた時シャレにならんし(^^;;

    ムコタマはよく漏水を起こしてたので、フローリングじゃないとダメかな(^^;;

    でも、水槽を置く部分だけ畳を抜くのも良いのかなぁ・・・・
    合板座布団でいけそうな気も w

    アレヤコレヤと悩みながら準備してる期間って楽しいですよね〜(^^

    こちらも、マキさんはスキマー何選ぶんだろ?、水流ポンプは? なんて、勝手に想像して楽しんでます(^^

    OF立ち上げ頑張ってくださいね〜

    • まき

      ムコタマさん、こんばんわ^^

      ですです、床と違って浸み込んじゃいますからねぇ。
      腐ったりカビたりと2次被害も大きそうですし。
      この後水槽回りにはフローリングカーペットを敷きました。

      ガラスの60規格ぐらいならこれでも行けそうかも?
      流石にアクリル水槽を置く勇気はないですがw

      畳はどうやっても重い物を乗せれば沈む物なので
      大きい水槽を置くなら取っ払っちゃった方が安全でしょうね。

      正に今、色々悩んでますよぉ~w
      スキマーどうしたものかなぁ?と^^

  • こんばんはです♪

    畳、やっぱり大変ですよね;
    うちはフローリングなので、傾きや水零れは気にならないですが、
    畳だと海水零れたら最悪ですもんね…。

    でもこれなら安心して水槽置けそうですね♪
    オーバーフロー水槽の完成、楽しみにしてますね!

    • まき

      めておさん、こんばんわ^^

      水槽回りの漏水対策もついでに出来たので
      最初からこうしておけばよかったなぁと思いました。
      これでようやく次に進めそうです。

      次は配管ですね♪

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