ヤドカリの色揚げ?に着手してみました。
今回の主役はスカーレットリーフハーミットクラブのダイソン君。
家にきたのは2014年4月28日なので、
1年以上がんばってくれている最古参の掃除部隊ですが、
今年に入ってから体の色が薄くなってきてしまいました。
・・・体色が鮮やかだった時と比べてみると、、
貝殻には赤紫色の石灰藻がびっしりつきましたけど、
外殻の色の違いは歴然ですね(汗
足の色落ちが特にすごくて、
オレンジというか白っぽくなってしまいました。
明らかな退色と言っていいのではないかと。
ヤドカリの体色は脱皮の度に変化するんですけど、
直近2回の脱皮では変化が起きずこんな感じの色なんですよね~。
・・・なんていうか、、おじいちゃんな感じ(+_+)?
スカーレットリーフハーミットクラブの寿命って、
何年ぐらいなのかは分からないんですけど、
もし寿命じゃないのであれば、
外殻の色の維持に必要な何かが足りていないんだろうなーと。
そこでダイソン君の色揚げに着手してみる事に(*^_^*)b
海水魚の色揚げで赤色を上げたいとなれば、
真っ先に思いつくのがアスタキサンチンですよね。
アスタキサンチンは、
エビやカニなどの甲殻類に多く含まれる天然色素カロチノイドの一種で、
抗酸化作用はビタミンEの1000倍以上あるんだとか?
人間にも効果があるって事で注目されているらしいですけど、
アスタキサンチンを生産するのは、
淡水や塩湖などに住むヘマトコッカス藻という藻類なんだとか。
ヘマトコッカスは緑色の藻だそうですが、
紫外線や環境変化などの強いストレスを受けることで、
鮮やかな赤色のアスタキサンチンを大量に生成するんだそうです。
ヘマコッカス藻が作ったアスタキサンチンが海に運ばれ、
プランクトンが食べ、そのプランクトンを食べた魚や甲殻類に蓄積されるそう。
サケの身やタイの体表が赤いのもアスタキサンチンによる物なんだそうで。
アスタキサンチンは食物連鎖によって引き継がれているんですね。
甲殻類は多くのアスタキサンチンを殻に蓄えるそうなので、
ヤドカリのダイソン君の場合にも、アスタキサンチンは有効なのではないかと。
スカーレットリーフハーミットクラブの外殻の赤色が、
何によって維持されているのか厳密には分かりませんがそう考えたわけです。
実はちょっと前に、
カリブ海の水中映像を見た事があるんですけど、
色々な意味で衝撃を受けたんですよね~。
テーブルサンゴの間を悠然と泳ぐ、
ブルーの発色鮮やかな丸々太って貫禄たっぷりのクイーンエンゼル。
ドロップオフに生えたサンゴに住居を構えた、
「何その色?」ってぐらい色鮮やかなロイヤルグラマのペア。
一つ一つがメートル級の、
育ちすぎじゃナイカ?って感じのテーブルサンゴ。
サンゴの隙間に群生するサボテン草の数々。
大きく育ったウスコモンの真ん中のくぼみに居を構えた
巨大イソギンチャクに優雅に共生するクマノミ達。
・・・などなど、
海水アクアをはじめる前だったら気が付かなかったかもしれませんが、
画面に映る一つ一つの生体の状態の良さといったら、まじ半端ないっす(汗
中でも目を奪われたのは、
最初は海草?って勘違いしたぐらいに大きく育った多種多様なヤギ類が、
打ち寄せる波に揺られて優雅にたなびく姿でした。
↓↓↓ こういうやつね。
1つ1つがメートル級であろう群生したヤギたちが、
海流に揺られてゆったりなびいている様子は実に壮観でした。
・・・ヤギってこんなに巨大化するものなのか?
と衝撃を受けたんですけど、
カリブ海の水中映像を見ていて気付いた事がありました。
海水の透明度の低さです。
白濁したように見えていた海水の正体は
尋常じゃないぐらいの量の浮遊性プランクトン。
ヤギ類の巨大化は豊富な浮遊性プランクトンによる物なのかな~?と。
そういえば写る魚たちも丸々太って体格の良い個体ばかり。
カリブ海の豊かさの秘密をほんの少しだけ理解できた気がしました。
・・・とまぁ、なんでこんな話を引き合いに出したのかと言いますと、
スカーレットリーフハーミットクラブは、
西部大西洋に生息する主にカリブ産の小型ヤドカリだからです。
草食性の強い小型ヤドカリなのに、
真っ赤な外殻を持っている秘密は何かな~?って考えた時に、
元々住んでいた海は関係している気がして。
豊富なプランクトンの死骸を食べていたからなんでしょうね、多分。。
そんなわけで最初は、
乾燥クリルを与えてみようと思っていたんですけど、
スーパーに行ったらこんな物を見つけたんですよ。
駿河湾産桜えびの天日干し^^
無着色だしこれはいいんじゃないか?と。
実はアスタキサンチンについて調べている時に、
桜えびにはアミエビの1.7倍ぐらいのアスタキサンチンが含まれている、
という記述を見つけてまして。
厳密には生の時に一番多く含まれていて
干したり冷凍して日数がたつと徐々に減っていくらしいです。
今の時期、桜えびは禁漁らしいので、
生の桜エビは入手できそうもありませんから、
コレを試してみる事にしました。
早速開封してみると、、
ぬおぉー! これヤバい!
超美味しそうな匂いなんですけどぉ!!
人間でもテンション上がっちゃう何とも香ばしいエビの匂いがぷーんと。
めちゃくちゃ食欲そそるわー。
桜エビのかき揚げを食べたくなりました^^
この桜えびを乳鉢ですりつぶした後に海水で暫く戻し、
ピペットで吸い上げて水槽に入れてみると、
カクレクマノミ達がすぐに見つけて大興奮でした。
「いやいや、さすがに堅くて食えないだろう?」
と思ったんですけど、よほど美味しそうな匂いがするのか
大きな塊を何度も口にくわえては首を振って突っつきまくってます。
それじゃぁ、と粉状の桜えびをピペットで与えてみたら、
カクレクマノミ達はバクバク食べました。
カクレ達の色揚げも考えていたのでちょうど良いかも^^
肝心のスカーレットリーフハーミットクラブのダイソン君は、
砂の上に落ちた桜えびの塊にわさわさ貝殻を震わせて近づいてきて、、
がっちりハサミで捕まえましたw
小さなハサミを忙しそうに動かしながら口に運んでいます^^
この日は1日中桜えびを探して食べていました。
体が求めてたのかな~?
ちなみにイソギンチャクモエビのペアも、
仲良く並んで桜えびをパク付いてましたw
微笑ましい風景ですねぇ。
ちなみにマガキ貝もモリモリ食べてました。
桜えびの天日干しは家の生体たちには大人気^^
暫くは2~3日に1度のペースで与え続けてみようと思います。
スカーレットリーフのダイソン君は、
2カ月に1度ぐらいのペースで脱皮しているんですけど、
ペース的に近日中に脱皮すると思われます。
桜えびの色揚げ効果は直ぐには出ないでしょうから、
2~3カ月後になるであろう次の脱皮に注目してみようかと(^^ゞ
天日干しの桜えびに含まれるアスタキサンチンの効果はどんなものでしょうか?
ヤドカリの色揚げにも通用するのかな?
ダイソン君が少しでも赤くなってくれればいいんですけど、
この試みの結果が見られるのは、随分先になりそうですねw
まぁ、色揚げは一日してならずって事で。
地道にコツコツ与えてみようと思います。
こんにちはー!
スカーレットちゃん大分色落ちしちゃったんですねー;
実をいうと私の所のスカーレットちゃんは亡くなってしまったんです(´・ω・`)
前回大掃除した時にご遺体を見つけました;
弱い子だったみたいですOTL
しかし桜えびいいんですねー!
私もあげてみようかなあ♪
お魚たちも喜んでるみたいですし、やっぱり美味しいのかもしれませんねヽ(*´∀`*)ノ
めておさん、こんばんわ。
甲殻類は前日まで元気で餌も食べてたのに
急に、、ってありますよね。
与え始めたばかりなので効果は分かりませんけど、
桜えびへの食いつきは皆いいですよ~。
人間でも食欲がそそられるいいにおいでしたw
本当は生を入手して冷凍してから与えるのがいいのかもしれませんが^^
こんばんわ
色落ちって甲殻類だけでなく魚にもあるらしいですね。
なんか紫外線も関係してるんじゃないかな?って店の人に聞いたことがあります。確かに太陽光とは、まったく環境違いますしね
桜エビは、確かに食べたくなる匂いですよね。
うちの水槽では、キサンゴやバブルなど珊瑚類にオキアミあげてるのでついてでにカニやエビ、ヤドカリにもあげてます
サンゴにあげてると横取りするくらいの勢いで集まってきますよ
本日見つけたのですが、白点で魚たちが★になっていくなか、カニの子供を見つけました。いつのまにか繁殖してたみたいです。
卵もってるの見なかったのになあw見つけれてなかったのですね
白点だけは、おさまるの待つしかないですね。こればっかりは、水槽に薬剤いれるわけにもいきませんし。
水替えを今は少し回数増やすくらいしかできなさそうです
早く落ち着いてくれないかなあ。。。
MASAさんこんばんわ^^
魚も色落ちはありますね。
家のカクレも活きブラインをあげなくなってから、
オレンジが薄くなってきましたよ。
照明も含めて環境と餌次第で体色は変化するんでしょうね~。
リーフタンクに薬剤入れるのは抵抗ありますよね。
長期的に考えると無脊椎全般にどんな影響がでるか分かりませんし。
白点、早く落ち着くと良いですね。 今は水換えガンバです^^